「時の流れ」 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

「時の流れ」

薄暗いキッチンから、洗面所の窓を眺めてた。

何の木だったのだろう。

枝と葉が揺れている。


僕らがここに越して来たときから、その木はそこにあって、

洗面所に丁度いい木陰を作ってた。



僕はふと思う。


現在。

過去。

未来。


そんなものは実は無く、

すべてが同一線上に並んだ、何の意味も無い、

くだらない事象なのじゃないかと。


過去から現在へ。

そして未来へ。


そんなこと、誰が証明出来る?



すべては同時に起こってるんだよね。



でないと、



この理不尽な世の中を、

理解することなんて、

到底出来はしない。


そうさ。


すべてが同時に始まり、

そして、


終わってる。



それで、すべてが理解出来るのさ。