シャッターアイランド〜ネタばれ注意 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

シャッターアイランド〜ネタばれ注意

この記事はネタバレの恐れがあります。

映画を見る予定の方は、より映画を楽しめるようここから先は、

読まないでください。









最後の百円玉だった。

さて、


これで何かおかずを買うか、それとも?

体の滋養じゃなく、

心の滋養になるような事に、

使えないか?


俺は決断した。



これで、映画を観よう。

DVDだ。



レンタル屋に行き、以前から観たかったシャッターアイランドを借りた。

シャッター アイランド [DVD]/レオナルド・ディカプリオ,マーク・ラファロ,ベン・キングズレー

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かなり凝ったサスペンスのようだった。

それを想像させるように、

この映画の予告で、こんなことを言っている。

「あなたは上映開始から何分で、この謎を解けるか」


映画は連邦捜査官の主人公とその相棒二人が、

船で、ある島に渡る所から始まった。

そこは完全な孤島で、監獄のような病院施設がある。

脱獄(いや逃亡か)は不可能だと言うが、

ひとりのかなりやばい女性患者が、扉も開いていない部屋からいなくなってしまった。

そこで、捜査官の主人公が登場する。


冒頭、

酷い船酔いで苦しむ主人公のデカプリオが、

甲板に出てくると、

外は曇り空で、

空の様子が異様だった。


既視感?

白昼夢?

妄想?


そう言ったものを感じさせるあきらかな意図を、

不穏な風景演出に俺は感じ取った。


俺はそのとき、この映画の結末について嫌な予感を覚えた。


「まさか、夢オチってことはないよな」


サスペンス映画の結末は、ほぼ出尽くしていると言っていい。

観客に予想出来ないような結末を用意するなど、

至難の業だろう。



しかしながら、

サスペンスで夢オチはタブーだと、俺は思う。


どんなにあり得ない仕掛けでも、

これは夢でしたよということですべてに整合性がとれてしまう。

つまり、

サスペンスでも何でもなくなってしまうわけだ。

ただし、インセプションのように夢に入って行くような話は別だ。

オチが夢でなく、話自体が夢だからだ。


夢オチに近い必殺技が、

過去の映画に何度も登場している。


それは、いわゆる宇宙人オチというやつだ。

これは、かの有名な映画監督も採用し、話題となったその映画はさほど評価される事もなかった。

(その監督は数々の傑作宇宙人モノを撮っていたのだが、まさかあの映画でそれをやるとは!)


話を戻そう。


俺は映画を観て行くうちに、

俺の想像もあながち間違いじゃなかったと悟る。



こいつは驚きの結末だった。


もっとも、


俺は三分の一くらい話が進んだ時点で、

ひょっとしてと思い、

物語の半分くらいで確信をもった。


まいったね。


サスペンスはどうしてもこうなってしまう。


謎解きだからしょうがないか。


謎解きに夢中で物語に没入出来ないなんて、


なんだかとても悲しいことだね。




ここで、とっておきの映画をご紹介しよう。

この映画の結末は凄い。

是非観て欲しいと思う。


一つ目がクローン。

とんでもない結末に、俺は驚いた。

クローン [DVD]/ゲイリー・シニーズ,マデリーン・ストウ

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二つ目が、ミスト。

こんな結末でいいのって感じ。ぶっ飛んでる。

観賞後、パーフェクトなブルーに。

ミスト [DVD]/トーマス・ジェーン,マーシャ・ゲイ・ハーデン,ローリー・ホールデン

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