失業〜そして、キャンプ | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

失業〜そして、キャンプ

そこは無料のキャンプ場だった。

山の中の広いスペースに、キャンパーは俺一人だった。

夜。

完璧な静寂が訪れた。

俺はこれを欲していたのかもしれない。


キャンプ場を抜けて、山の奥へ歩いていきたい欲求に抗しがたく、

俺は山の中へ入っていった。

ライト片手に。