夜の楽しみ
仕事が終わりに近づくと、気分が落ち着かなくなった。
帰宅は午後の10時近くになる。
俺は、帰宅後のことを考え始めた。
早く家に帰りたかった。
帰宅後の、夜の楽しみ。
近頃の俺は、夕飯を作る面白さにはまっていた。
以前と違って、冷蔵庫のものは、自由に使えた。
何をどう使おうと、文句を言うものはいないのだ。
調味料と、調理器具の類いは、娘の母親がすべて持ち去ったので、
俺は必要最小限度のものを買いそろえた。
鍋とフライパン。
油に、麺つゆなど。
今夜は何を作ろう。
そう考えること自体が、楽しい。
たいしたものは作れないが、ある食材で食えるものを作るとなると、それなりに頭も使うのだった。
俺は自己流チャンプルーを作ることにした。
まずはフライパンを十分に温め、油を適量、
豚肉の細切れ、塩、タマネギともやしを炒め合わせる。
卵を放り込み、木綿豆腐を手でちぎって混ぜ合わせる。
麺つゆで味を整え、鰹節を振りかけて完成だった。
皿に飯を盛って、そこにチャンプルーをぶっかける。
そうすることで、洗う皿が一枚減る。
こんなやり方で飯を作って食っている。
今までで、まずくて食えなかったということは、まだ一度もない。
なぜだろう?
とても不思議だ。
それなりに、美味いものが出来上がっている。

帰宅は午後の10時近くになる。
俺は、帰宅後のことを考え始めた。
早く家に帰りたかった。
帰宅後の、夜の楽しみ。
近頃の俺は、夕飯を作る面白さにはまっていた。
以前と違って、冷蔵庫のものは、自由に使えた。
何をどう使おうと、文句を言うものはいないのだ。
調味料と、調理器具の類いは、娘の母親がすべて持ち去ったので、
俺は必要最小限度のものを買いそろえた。
鍋とフライパン。
油に、麺つゆなど。
今夜は何を作ろう。
そう考えること自体が、楽しい。
たいしたものは作れないが、ある食材で食えるものを作るとなると、それなりに頭も使うのだった。
俺は自己流チャンプルーを作ることにした。
まずはフライパンを十分に温め、油を適量、
豚肉の細切れ、塩、タマネギともやしを炒め合わせる。
卵を放り込み、木綿豆腐を手でちぎって混ぜ合わせる。
麺つゆで味を整え、鰹節を振りかけて完成だった。
皿に飯を盛って、そこにチャンプルーをぶっかける。
そうすることで、洗う皿が一枚減る。
こんなやり方で飯を作って食っている。
今までで、まずくて食えなかったということは、まだ一度もない。
なぜだろう?
とても不思議だ。
それなりに、美味いものが出来上がっている。
