詩「働くこととは」
何をしたいか。
何をしたくないか。
人生のゴールは。
そんな事を考える暇もなく、ただ、働くために働いていた。
入院によって、十分すぎるほどの考える時間が与えられ、
俺は俺自身を、ざっと俯瞰することができた。
全体を把握し、問題点が見えて来ると、現状は牢獄に近かった。
バイトは退院後、行っていない。
行く気もなかった。
いつかよくなるだろうと思って、俺は今まで会社に通っていた。
果たして、そうなるのだろうか?
5年後。
10年後。
多分変わりはしないだろう。
一日10時間以上会社に拘束され、週に一度の休みもままならない。
正月も、盆の休みもなかった。
娘の顔をまともに見た事すらなく。
それを一年以上続けて、ボーナスも昇給も無かった。
そんなものだろう。
そう自分に言い聞かせ、それ以上深くは考えなかった。
考えたくも無かった。
だが、不満だけが募っていった。
全てを諦めるのには、まだ早すぎないか?
不景気でその上、若くない。転職なんて無謀だよ。
心の中で、声が聞こえる。
去年。
連休を取れたのは、一回きりだった。
それを利用し、一年で一度きりの家族旅行へいった。
それが最後の旅行となった。
人生は楽しむためにあるのか。
それとも苦行か。
答えは考えるまでもない。
人生に対して。
自分に対して。
僕らはもっと真摯にならなければならない。
眼を背けてはならない。
何をしたいが為に働くのか、と言う事を。
改めて考えるべきだ。
何をしたくないか。
人生のゴールは。
そんな事を考える暇もなく、ただ、働くために働いていた。
入院によって、十分すぎるほどの考える時間が与えられ、
俺は俺自身を、ざっと俯瞰することができた。
全体を把握し、問題点が見えて来ると、現状は牢獄に近かった。
バイトは退院後、行っていない。
行く気もなかった。
いつかよくなるだろうと思って、俺は今まで会社に通っていた。
果たして、そうなるのだろうか?
5年後。
10年後。
多分変わりはしないだろう。
一日10時間以上会社に拘束され、週に一度の休みもままならない。
正月も、盆の休みもなかった。
娘の顔をまともに見た事すらなく。
それを一年以上続けて、ボーナスも昇給も無かった。
そんなものだろう。
そう自分に言い聞かせ、それ以上深くは考えなかった。
考えたくも無かった。
だが、不満だけが募っていった。
全てを諦めるのには、まだ早すぎないか?
不景気でその上、若くない。転職なんて無謀だよ。
心の中で、声が聞こえる。
去年。
連休を取れたのは、一回きりだった。
それを利用し、一年で一度きりの家族旅行へいった。
それが最後の旅行となった。
人生は楽しむためにあるのか。
それとも苦行か。
答えは考えるまでもない。
人生に対して。
自分に対して。
僕らはもっと真摯にならなければならない。
眼を背けてはならない。
何をしたいが為に働くのか、と言う事を。
改めて考えるべきだ。
