死ぬときに思うこと
生きることを。
常に、
生きることを。
レイモンド・カーヴァー
人の一生って、何なのだろうか。
そんなことを考えても意味なんてないのかもしれない。
ただ言える事は、死ぬ寸前に何を思ったか。
それが、その人間の生き様を象徴するように思える。
「最後まで、ひでえ人生だったな」
そんな悔悟のつぶやきとともに、息を引き取る人もいるだろうし、
「まあ、楽しかったよ、俺の人生は」
などと嘯く人もいるだろう。
今が最悪でも、
最後の一日だけでも、
幸せな一日ならば、生きる価値もあるのではないか。
逆を言うと、
死ぬまでこんな状況ならば、今すぐ死ぬべきだ。
俺は、
希望も何もないのに、
仮想の希望を作り出し、
生きることの理由付けをしているに過ぎない。
とにかく、最悪だ。
疲れ果てた。