あなたは勝ちにこだわる?それとも勝ち方にこだわる? | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

あなたは勝ちにこだわる?それとも勝ち方にこだわる?

アメーバブログに、ぺたが導入されて、どれほどの時が経ったのだろうか?


俺は以前、ブログに嫌気が差して、しばらく更新しない時期があった。


久しぶりに、ブログを更新してみると、ぺた機能が追加されていた。



これは便利じゃないか。



俺はこの機能を、好意的に受け止めていた。





ブログに訪問したことを告げる方法は、


ぺた機能が付く以前は、コメントを残す以外になかった。


訪れたブログすべてにコメントすることは、不可能に近い。


そんな時間が、あるわけもない。


そこで、「ぺた」機能が役に立った。


いつも読んでいるブログには、「読んでますよ」という足跡が残せて、とても便利だ。



俺は嬉々として、ぺたを踏み続けた。



しばらくすると、俺はあることに気付いた。



この機能を、アクセスアップに利用しようとする人たちが、現れ始めたのだ。


驚いたことに、自動ぺた返しなどというアプリも出回っている気配だ。



ブログのアクセス数は、増えるに越したことはない。


ブロガーなら、だれだってそう思うに決まっている。


しかし、俺はどうしても、「自動ペタ返し」を使ってまでして、


アクセスアップを謀ろうとは、考えなかった。


自分でも、何故だろうと、思う。


おそらくは、俺自身の感性の問題なのだろう。




世界的な競技へと発展した柔道が、武道からスポーツへと移り変わり、


「勝ち方」より、「勝てばそれでよし」というような、価値観へと変わりつつある。



世界柔道か何かの大会を、TVなどで見たことがあった。


一本勝ちにこだわる日本人選手に対して、


海外選手は「効果」を積み上げ、勝利する。


そんな海外選手の戦い方は、観ているだけで、反吐が出た。


「勝てばそれでいいのかよ!」


それでも、スポーツだからしょうがない。


勝てばいいのだ。


日本人の感覚から、それがたとえ姑息な方法であっても、


ルールに違反さえしなければ、それでよいのだ。



勝利を手にすれば、それでいい。


勝利が目的なのだから。


それがスポーツだ。


スポーツマンシップにのっとって、などとよく言われるが、あれは日本だけの宣誓なのだろう。


おそらくは。






話を戻すことにしよう。


俺の違和感を説明すると、こうなる。



読みもしないブログに自動でぺたを残し、


自分のブログに付いたぺたを自動で返す。


とてつもない数のぺたを積み重ねれば、アクセスはとんでもないことになるだろう。


しかし、


そこまでしてアクセスアップを謀って、何になるのだ?


ブログ間のコミュニケーションは、もはや形骸化したのか?


読んでもいないブログに、ぺたを残す。


これは非常に、奇妙なことだ。



まあ、ねえ。



そうは言っても、それを使っている人を、非難するつもりはない。



読んでくれる人が、少しでも増えればいい。


だれだって、そう考えながら、ブログを書いているのだから。




読者の皆様は、自動ぺた返しは、お使いですか?


使っている方は、どんな動機で導入されましたか?




ペタしてね