映画 ブレードランナー | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

映画 ブレードランナー

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近未来、人間にそっくりなロボットが社会に進出し、奴隷的な労働に従事する世界。

あるとき、ロボットが反乱を起こし、自らの願いをかなえるために、辺境の惑星から

地球に乗り込んだ。


その願いとは、生きることだった。



ロボットには、4年の寿命しかあたえられなかった。




反乱を起こしたロボットを「処分」する者。

人々は、彼らをブレードランナーと呼んだ。







この映画は何度観たことか。


まあ、100回は見てないとは思うが……。


最初、それほどガツンとくるものはなかった。


戦闘機も、光る剣も、巨大な宇宙船も、エイリアンも出てはこなかったからだ。


スターウォーズが好きだった子供時代。(今も大好き)


私の中の「SF」という条件を十分に満たしてはいなかったから。



しかし、ひきつけるものも、あった。



妙な日本語をしゃべる、蕎麦屋風のおやじ。


看板には日本語で書かれた文字。(芸者さんの、強力わかもとのCM映像が流れてる)


空を舞う、車。


常に雨に濡れ続ける、林立する超高層ビル群。



それは、近未来といっても、歌舞伎町とほとんど変わらない、猥雑な町並みだった。



この映画は、SFでありながら、ハードボイルドだった。



完全に人間とそっくりなロボットを作り上げたとして、


果たしてそれは、人間と呼べるものになりうるのか。




考え自ら行動する、自我をもったロボット。


ロボットと人間の違いとは。


意識とは。


そもそも、人間とは。




意識や心、そして記憶を持ったロボット。




甲殻機動隊や、その他SF作品に多大な影響を与えた作品だった。


もはや、この映画で語られるテーマ自体が、スタンダード化しているともいえる。




まだ観ていない読者の皆様。


だまされたと思って、一度、観てみてはいかが?


ちなみに、とんでもない数のバージョンが存在するので、マニアの方はファイナルカット


はじめてみる人は、一番最初の劇場公開版をお勧めします。



鑑賞後、きっと、一人、歌舞伎町あたりでラーメンを啜りたくなることでしょう。