くそったれ!今すぐ押してやる!
前回の、続き。
できる限り図書館で時間を潰し、俺は帰宅した。
それから、キッチンに突っ立ったまま、失望の溜め息をついた。
炊飯器の釜が綺麗に洗われている。
飯がない、という事は明白だった。
休日は自分で飯を炊け!
この状況から、そんなメッセージを俺は受け取った。
だからといって、飯を炊こうとは思わなかった。
冷凍室を漁ると、ラップに包まれた一握りの飯が出てきた。
俺はその塊を電子レンジへ放り込み、適当にあるものをまぶして食った。
翌朝。
いつものように、俺の娘の母親がわめきたてた。
「自分のご飯だけ作って!そんなあんたに何で私がご飯なんか作ってあげなくっちゃならないわけ!大きな溜め息なんかついて!」
「……」
「あんたと結婚する以前は、お料理好きだったのに、今は嫌いになってしまったわ!」
「……」
「試験が終わったら、黙って判子押しなさいよね!」
今ここで押してやる。
喉元まで出かかった言葉を、俺は飲み込んだ。
ぼんやりと、天井を見つめた。
突然、昨日読んだある一節が、鮮明に蘇り、脳裏にこだました。
~労働とは、AがBのために財産を獲得してやる方法のひとつ~
俺は思わずニヤリとし、それから目を閉じた。
できる限り図書館で時間を潰し、俺は帰宅した。
それから、キッチンに突っ立ったまま、失望の溜め息をついた。
炊飯器の釜が綺麗に洗われている。
飯がない、という事は明白だった。
休日は自分で飯を炊け!
この状況から、そんなメッセージを俺は受け取った。
だからといって、飯を炊こうとは思わなかった。
冷凍室を漁ると、ラップに包まれた一握りの飯が出てきた。
俺はその塊を電子レンジへ放り込み、適当にあるものをまぶして食った。
翌朝。
いつものように、俺の娘の母親がわめきたてた。
「自分のご飯だけ作って!そんなあんたに何で私がご飯なんか作ってあげなくっちゃならないわけ!大きな溜め息なんかついて!」
「……」
「あんたと結婚する以前は、お料理好きだったのに、今は嫌いになってしまったわ!」
「……」
「試験が終わったら、黙って判子押しなさいよね!」
今ここで押してやる。
喉元まで出かかった言葉を、俺は飲み込んだ。
ぼんやりと、天井を見つめた。
突然、昨日読んだある一節が、鮮明に蘇り、脳裏にこだました。
~労働とは、AがBのために財産を獲得してやる方法のひとつ~
俺は思わずニヤリとし、それから目を閉じた。