鏡〜己の腹の色 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

鏡〜己の腹の色

ぶつかれば物は落下する。

棚のスナック菓子だった。

ぶつかったのは妻で、落下したスナック菓子は俺が買ってきたものだった。

「喰いもしないのに、こんな所に置くからだ」

妻の声が聞こえた。

後から確認すると、棚に菓子は無く、ゴミ箱に菓子が押し込まれていた。

全ては、他者の責任。

そう決めつけてしまう妻の生き方は、さぞ楽だろうと思えた。

気分が優れない。

イライラする。

それらは、何らかの形で俺の責任にすり替えられた。



妻は肝心な事をわかっていない。

環境は、己を写す鏡だという事を。