サンドイッチ | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

サンドイッチ

サンドイッチ。

妻と娘のために作った。

わかるようにテーブルに置いた。


それは朝食で、車を運転しながら食べられるはずだった。


妻に朝食をとっている気配は、いつもなかったからだ。


しばらくして、妻が俺を呼んだ。

サンドイッチなどいらない。

自分で持っていけと、眉間に皺を寄せ、言った。

俺はサンドイッチを袋に詰め、玄関を出た。

すぐに、妻の呼ぶ声が聞こえた。


何かと思ったら、娘の分のサンドイッチだけは、持っていく気になったらしい。