こんな奴が...
朝から機嫌が悪かった。
妻は俺に対して苛立ち、同時に娘に対しても、苛立ちを隠さなかった。
娘に対し、感情を荒げて何か話し掛けている。
荷物の整理。
俺があれこれ言えなかった。
何を何処に置くか、妻は些細なことまで自分の思い通りにしたいのだった。
荷物を整理することも出来ずに、物置などを整理する。
「ガラクタばかりで、どうにもならないんだから」
妻が言った。
かなりの物は捨ててきた。
それでも、いまある物は、どうしても持っていたいものなのだった。
俺は物置から荷物を出し、車に積んだ。
妻にとってはガラクタで、俺にとっては大切な想い出の品。
手放すしかなさそうだった。
それから、妻の苛立ちが、頂点に達した。
「もういやだ。貯金なんて切り崩して美味しいものでも食べて来よう」
腹が煮えた。
これが、俺の女房なのか。
張り倒してやりたい。
そんな気持ちを、何とか抑えた。
俺の脇を通り過ぎ様に、妻の口から出た言葉は、俺の全てを否定するに充分なものだった。
「人生最大の失敗だわ。皆に笑われちゃうよね」
こんな奴、妻でも何でもない。
俺が最後に思ったのは、それだけだった。
妻は俺に対して苛立ち、同時に娘に対しても、苛立ちを隠さなかった。
娘に対し、感情を荒げて何か話し掛けている。
荷物の整理。
俺があれこれ言えなかった。
何を何処に置くか、妻は些細なことまで自分の思い通りにしたいのだった。
荷物を整理することも出来ずに、物置などを整理する。
「ガラクタばかりで、どうにもならないんだから」
妻が言った。
かなりの物は捨ててきた。
それでも、いまある物は、どうしても持っていたいものなのだった。
俺は物置から荷物を出し、車に積んだ。
妻にとってはガラクタで、俺にとっては大切な想い出の品。
手放すしかなさそうだった。
それから、妻の苛立ちが、頂点に達した。
「もういやだ。貯金なんて切り崩して美味しいものでも食べて来よう」
腹が煮えた。
これが、俺の女房なのか。
張り倒してやりたい。
そんな気持ちを、何とか抑えた。
俺の脇を通り過ぎ様に、妻の口から出た言葉は、俺の全てを否定するに充分なものだった。
「人生最大の失敗だわ。皆に笑われちゃうよね」
こんな奴、妻でも何でもない。
俺が最後に思ったのは、それだけだった。