途方にくれた、二日間 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

途方にくれた、二日間

昨日は、庭に犬の糞があると怒鳴っていた。

何度も繰り返しである。

庭に縛ってある老犬が、糞をしたことはわかった。

そして、俺にその始末をしろと言っている事も。

朝から晩まで、この調子で一日が終わった。



今朝も、目覚めると妻は起きていて、ゴミ袋が重いと怒鳴っていた。

ゴミを出せと言っているのだった。



居場所がなかった。

俺が部屋にいるだけで、眉間に皺を寄せ、不機嫌な溜息をつく。

私は不機嫌だという、意思表示なのだろう。



俺はたまらず庭に出て、草取りを始めた。

途中、庭で娘と遊んだりしているうちに、飯の時間になった。

冷蔵庫の中を覗き、適当に飯を作った。

いくら家事を手伝ったところで、何もかわりはしなかった。



また、怒鳴り声だった。


「ちょっと、○○見ててよ。片付けも出来ないじゃない」

(○○は、娘の名前)


娘の面倒を見ながら、俺は途方にくれた。

どうすれば良いのだ。

俺がいなくなれば、それで良いのか。

こうやって、俺を追い詰めて、別れようという言葉を、引き出そうとしているのか。

しばらくすると、妻は出かけていった。

習い事である。


俺は娘が庭で遊んでいるのを横目で見ながら、半日草取りをした。

部屋に戻りテーブルを見ると、俺の作った飯は、手がつけられることなく、そのままになっていた。