昼飯時 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

昼飯時

給湯室で、カップラーメンにお湯を注いだ。

腹が減っていれば、何でも食えた。


こと、昼飯に関して言えば、腹が満たされればそれでよかった。

昼食は、いつも休憩所でとっている。

テレビが置いてあって、そこから垂れ流される番組を、ぼんやりと眺めていた。

くだらない。

面白くもないクイズや、ゲームなどをやっている。

チャンネルを変えたい衝動に駆られたが、周囲の人達は楽しげにそれを観ているのだった。

俺はテレビを無視して文庫本を開いた。

テレビからの雑音。

どうしても読書に集中出来なかった。

昼休みは、俺が本を読む唯一の時間でもあった。

眼をつぶる。

テレビの雑音が、少しだけ遠退いたような気がした。