安住のとき
義母が二日ほど、家にいた。
俺に雑用があり、娘の面倒を看る事が出来なくなったからだ。
そのため、わざわさ遠方から来てくれた。
その間だけは、罵られる事もなかった。
義母から見れば、ごく普通の夫婦の様に見えただろう。
久しぶりに熟睡出来た。
仕事が終わり、すぐに雑用だった。
俺は一睡もすることなく、丸一日働き続けたことになる。
いつもなら、叩き起こされていたかもしれなかった。
妻にとって、自分が起きていているのに、夫が暢気に寝ていることが、許せないのだ。
義母が来ている手前、それもないだろうとは思っていた。
なにより、徹夜明けの就寝である。
そのことは妻が一番よく理解している筈だと思った。
義母も一緒に、みんなで食事を済ませた。
食後、汚れた皿を妻が洗っていた。
普段は俺が洗っている。
夫が皿を洗っている姿など、実の母親に見られたくはなかったのかもしれない。
少しの間、テレビなどをみた後、義母は帰宅した。
すると、妻の態度が急変した。
扉を乱暴に閉めて、でかい音を立てる。
寝室へ行き、寝てしまったようだ。
俺は自室へ行き、PCの電源を入れた。
妻が寝ている間に、済ませてしまいたい事がいくつかあったからだ。
また物音だった。
妻が起きだし、居間で何か言っている。
俺は慌てて妻の後を追った。
「いい気なもんだわ。気が向いた時だけ顔を出して、、ほんとに頭に来る」
それだけ言って踵を返した。
歩きながら、まだ何か言っている。
よく耳を澄ますと、こんな言葉が耳に入ってきた。
「いつも遊んでばかりいて」
PCの事だろうと思った。
パソコンもテレビも、読書すらこの家ではままならなかった。
それら全てが、妻を苛立たせた。
テレビを観ていただけで、何もしない駄目な夫と言うことになってしまう。
居間でじっとしていた。
鳥の鳴き声が、微かに聞こえてくる。
いつの間にか、ソファーでうとうととしたようだった。
目覚めた直後、俺はビクリとして立ち上がった。
妻の足音。
しかし、それは幻聴だった。
俺に雑用があり、娘の面倒を看る事が出来なくなったからだ。
そのため、わざわさ遠方から来てくれた。
その間だけは、罵られる事もなかった。
義母から見れば、ごく普通の夫婦の様に見えただろう。
久しぶりに熟睡出来た。
仕事が終わり、すぐに雑用だった。
俺は一睡もすることなく、丸一日働き続けたことになる。
いつもなら、叩き起こされていたかもしれなかった。
妻にとって、自分が起きていているのに、夫が暢気に寝ていることが、許せないのだ。
義母が来ている手前、それもないだろうとは思っていた。
なにより、徹夜明けの就寝である。
そのことは妻が一番よく理解している筈だと思った。
義母も一緒に、みんなで食事を済ませた。
食後、汚れた皿を妻が洗っていた。
普段は俺が洗っている。
夫が皿を洗っている姿など、実の母親に見られたくはなかったのかもしれない。
少しの間、テレビなどをみた後、義母は帰宅した。
すると、妻の態度が急変した。
扉を乱暴に閉めて、でかい音を立てる。
寝室へ行き、寝てしまったようだ。
俺は自室へ行き、PCの電源を入れた。
妻が寝ている間に、済ませてしまいたい事がいくつかあったからだ。
また物音だった。
妻が起きだし、居間で何か言っている。
俺は慌てて妻の後を追った。
「いい気なもんだわ。気が向いた時だけ顔を出して、、ほんとに頭に来る」
それだけ言って踵を返した。
歩きながら、まだ何か言っている。
よく耳を澄ますと、こんな言葉が耳に入ってきた。
「いつも遊んでばかりいて」
PCの事だろうと思った。
パソコンもテレビも、読書すらこの家ではままならなかった。
それら全てが、妻を苛立たせた。
テレビを観ていただけで、何もしない駄目な夫と言うことになってしまう。
居間でじっとしていた。
鳥の鳴き声が、微かに聞こえてくる。
いつの間にか、ソファーでうとうととしたようだった。
目覚めた直後、俺はビクリとして立ち上がった。
妻の足音。
しかし、それは幻聴だった。