ハードオフ~変な店員(怒)
店舗によっての、対応の格差が激しかった。
家から一番近いハードオフの店員は最悪だ。
客を客とも思っていない。
基本的な口の利き方が、なっていないのである。
いい年をした、おやじである。
年相応の人生経験というものが、生かされていない。
この程度の接客態度ならば、学生アルバイトの方が遥かに優秀だろう。
そして、時給も安い。
「これ、レンズにカビが生えているのでジャンクになります」
「はあ」
ジャンク=ガラクタ。廃品。(広辞苑より)
この店員は、客が持ってきたものを平然と、ガラクタと言ったのだ。
そして、提示された金額は、買い取り相場の半額以下であった。
「わかりました。その見積もりもらえますか」
「え、これは渡せません」
「他のハードオフでは、いつも貰っているのだけれど」
結局、渡せないと言い張り続けるのであった。
埒が明かない。
「それじゃ、今提示された金額で、買い取ってもらえる保障が何もないんじゃないですか」
そんなやり取りをしばらく続けた後、渋々と自分の名刺の裏に金額と名前を入れ、判を押して渡してきた。
店を出るなり、その名刺を破り捨てた。
そのまますぐ近くの、個人経営の質屋へいった。
たいした交渉もせずに、あっさりと想定していた金額の倍の値で、買い取ってもらえた。
帰り道、車の中でしばらく考え続けていた。
あのハードオフの店員が、何故、ああも頑なに、見積書を手渡すことを拒んだのか。
狡猾そうで野卑な印象だった、おやじの顔が頭に浮かんだ。
ピンハネ、か。
安値で買い叩き、店の基準価格分との差額分を懐に入れる。
そんなことは、ありえないよな。
馬鹿馬鹿しい。
どうでもいいことなのだった。
そして、二度とあの店に行かなければいい。
見積もりも書けないハードオフなど、交渉用の、値踏みの道具にもならないのだった。
ちょっと足を伸ばせば、同じ商圏内に何軒もある。
家に着くなり、ハードオフのHPをチェックする。
カスタマーサービスを受け付ける、メールアドレスがなかった。
それならば、ブログにアップしようと思い、今こうしてキーボードを叩いている。
実のところ、ハードオフが嫌いではない。
むしろ、好きな方である。