神林 長平 「戦闘妖精雪風」
SF小説、戦闘妖精雪風が好きである。
ジャムと呼ばれる、宇宙からの侵略者。
機械なのか生命体なのかよくわからない敵と対峙する、機械のように冷たいパイロット、深井零。
雪風という人工知能を搭載した戦闘機を駆り、機械である雪風しか信用しない。
彼も、人間より機械に近い存在なのである。
上官であるブッカーという男が手製のブーメランを作り、飛行精度を上げるため、それにコンピューターを内蔵させた。
どこへ投げても、正確無比に戻ってくるブーメランで怪我をするというエピソードが象徴的だった。
ちなみに、主人公の搭乗する戦闘機雪風は、情報収集が主な目的で、強力なエンジンと武器を搭載する。
目の前で仲間が犠牲になろうとも援護などはしない。
情報を持ち帰り、なんとしてでも帰還しなければならないのである。
そこから、ブーメラン飛行隊と呼ばれている。
「戦闘妖精雪風」
「グッドラック」
の2編
アニメ版もある。
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