外出
ちょっと、遠出した。
片道、2時間ちょっと、と言うところか。
我が家では、珍しくはなかった。
ウインドウショッピング。
こうして、家族3人で出かけるのは、10日ぶりくらいか。
となりに妻が座っていること自体、不思議な気分になる。
あれだけのことを、言われ、次の日はこうして一緒に出かけている。
俺の気持ちは、萎え続けていた。
とても、明るく話しかける気分にはなれない。
無言で、運転を続けていた。
さらに、俺を萎えさせる怒号、罵り。
なかった。
少しづつ、俺の気持ちも、溶け始めていた。
ファミリーレストラン。
食事をしながら、妻が言葉を掛けてくる。
どこか、ほんの少しだけ、やさしさを感じた。
ちょっとの会話。
それでも、なにもしゃべらないよりは、ましだ。
娘のおかげだった。
娘がいるだけで、気持ちが和む。
窓の外に、列車が通り過ぎる。
目を輝かせながら
「うあー、がたんごとんだ」などと言っている。
帰り。
娘を間に挟んで、手を繋いだ。
直接繋げればいいんだがな。
心の中で、呟いていた。
片道、2時間ちょっと、と言うところか。
我が家では、珍しくはなかった。
ウインドウショッピング。
こうして、家族3人で出かけるのは、10日ぶりくらいか。
となりに妻が座っていること自体、不思議な気分になる。
あれだけのことを、言われ、次の日はこうして一緒に出かけている。
俺の気持ちは、萎え続けていた。
とても、明るく話しかける気分にはなれない。
無言で、運転を続けていた。
さらに、俺を萎えさせる怒号、罵り。
なかった。
少しづつ、俺の気持ちも、溶け始めていた。
ファミリーレストラン。
食事をしながら、妻が言葉を掛けてくる。
どこか、ほんの少しだけ、やさしさを感じた。
ちょっとの会話。
それでも、なにもしゃべらないよりは、ましだ。
娘のおかげだった。
娘がいるだけで、気持ちが和む。
窓の外に、列車が通り過ぎる。
目を輝かせながら
「うあー、がたんごとんだ」などと言っている。
帰り。
娘を間に挟んで、手を繋いだ。
直接繋げればいいんだがな。
心の中で、呟いていた。