映画 「天使のくれた時間」 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

映画 「天使のくれた時間」

大企業のトップに君臨する、孤独な主人公。

地位、名声、金。

すべてを手にしたとも思える彼。

そんな彼も、豪奢なペントハウスに、一人で住む孤独な男だった。


帰宅途中、街で出会った男に、こう言われる。

きらめきを見せてあげよう。これはお前が招いたことだ。

わけのわからぬまま、ベッドに潜り込んだ。


目を覚ますと、、、。


質素な一軒家の、子持ちの親父になっていた。

主人公が家族の暖かさにふれ、次第に、きらめきを取り戻していくと言う話。



この映画を初めて見たとき。


ここで、描かれているような夫婦になりたいと思った。

スクリーンの中の、その家族は、暖かさに満ちていた。

妻は夫を愛し、妻もまた夫を愛する。



豪奢な家には住めないが、家族は強く結びついている。

金じゃないんだ。

そう思いたかった。

しかし、それは貧乏人の、うわごとでしかないのかもしれない。