何一つ変わらない日常
うるさいくらいに、鳥たちが鳴いていた。
普段なら、その鳥たちの声に耳を傾けていただろう。
今は、うるさいとしか感じられない。
どうも体調が、おかしいのであった。
だるくて、何かをする気さえおきないのだった。
それでも、平和な一日になるかもしれない。
なぜか妻との会話が弾んでいた。
連休の予定などについて、妻と話しているのだった。
それから、近所に日用品を買いに、二人で行った。
俺は、気分がすぐれないまま、車を運転した。
今日も、普段と何ら変わらない一日だった。
「なんで、停止線をオーバーするわけ」
日差しが強く、快晴と言ってよい一日だった。
それとは対照的に、俺の心には灰色の空が広がっていった。