娘よ。お前まで。 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

娘よ。お前まで。

娘は、2歳になる。

やはり、母親命である。



育児書に書いてあった。

赤ん坊は、母親以外はみな他人と一緒である、と。



それを、嫁は喜ぶ。



俺が、娘を呼ぶ。


「いらないよ~」


そういって、妻のところに逃げる。


それが、うれしいらしい。


「ねえ、おとうちゃんは、だめなんだから、ね。」


そんなことは、言うなよ。

葉隠れに、そういう女房は、最低であると書いてあったぞ。



今朝、娘を呼んだ。

またいやだと、騒ぐんだろう。

そう思ったら、意外なことを言って、俺を驚かせた。

「お化けだ!怖いよう!」

・・・・!?

なんで、そんなこと言う訳?

妻が、教え込んだに違いない。



俺と、お化け。


いくらなんでも、間違えないはずだ。