十一月大歌舞伎
大阪平成中村座
『隅田川続俤 法界坊』
大阪城、西の丸庭園に
観に行ってきました
吉田家の家宝
『鯉魚(りぎょ)の一軸』を巡って
ストーリーは展開していきます
乞食坊主さながらの風体をした
中村勘三郎さん演ずる法界坊
悪党ながらも
茶目っ気たっぷり
ユーモラスなところも併せ持つ破壊僧
良い意味で
テレビでお見かけする
パワフルな勘三郎さんそのままって感じでした
行なったというこの法界坊
スラングを巧みに使ってニューヨーカーたちを挑発
客席を沸かせたそうですが
この大阪でもドッカン!ドッカン!笑いの嵐でした
ムーンウォークアリ
もっこりアリ
そんな中
花道ではなく客席の後ろから駆け下りてきた法界坊(勘三郎)
観に来られていた
鈴木京香さんの目の前に立ち止まり
堂々と皆さんに『鈴木京香さんも観に来られています』って紹介してしまって・・・
(想像していたよりも背が低かったかな・・・でもすごくお綺麗でラインの細い方でした)
もうやりたい放題です(笑)
そんなお茶目でフランクな法界坊(勘三郎)が
序幕、二幕目、大喜利と次第に
巨大な怨霊に変わっていく様は
言葉にできないほどの凄まじさで
圧倒されました
また
大好きな笹野さんには

いいタイミングで風が吹いたんで笹野さんの幟を裏返しに(笑)
バカ殿ばりの白塗り姿に
『よっ淡路屋(笹野さんの屋号)!』ではなく
『志村後ろ!』と言いそうになるくらい(笑)
また
勘太郎さん演ずる松若を
足蹴にしながら
『この七光り野郎めが!』なんて言ったりして・・・
あれはアドリブなのか台詞なのか・・・(笑)
大阪城、西の丸庭園に設置されたこの芝居小屋
その恵まれた立地条件を
巧く活かしたクライマックスには
すごく感動させられました
桜吹雪の中
舞台奥が大解放
紅葉、大阪城までもを
歌舞伎舞台の一部に取り入れるところなんかは
平成中村座ならでは・・・と言ったところでした
古典歌舞伎を現代風にアレンジした平成中村座の『KABUKI』
古いものを大切に
その良さを守りつつ
新しいカタチを創造していく
大きなパワーと変える勇気
ちゃんともらって帰りました
お土産に芝居小屋入り口に
飾ってあった酒樽のミニチュアとカレンダー、パンフレット買ったので
これで、いつでも余韻に浸れそうです(笑)
入場の際に頂いたマックカフェの特別クーポン
この27日から平成中村座が新キャラクターとなった
新CMがスタートするそうです
マクドと歌舞伎
この新しい組み合わせにも脱帽です
明日(11/26)、千秋楽を迎えるそうです