家内と私のそれぞれの親四人、そして私共共通の師匠ご夫妻を、看護介護の末に見送る事ができた日々を思い出しつつ、今また私の配偶者を介護するという日常を考える。人生に費やす時間は限られていて、私に与えられた時は残り少ない。かなりの時を親と師と配偶者に捧げつつ、自分が成すべき事、成せる事とは何か。与えられた人生の意味を素直に信じ、呼吸するようにすべてを受け入れられたら。私は素晴らしい経験を天から頂いたのだと、胸を張って微笑みと共に心底言える日まで。命ある間に。孺子の愚考は続きます。風景 obi 後藤工房 http://edo-yuzen.tokyo/