北区の道路はこう変わる 神戸三田線 皆森~谷上 工事が始まります

 

かなりお待たせしてしまいましたが

神戸三田線 皆森~谷上間の3車線化工事がようやく着手されます!

 

そもそも5年前からスタートさせたこの事業案ですが、この間調査検討や周辺の皆様との調整、さらに2020年の北神急行の市営化などがあり、事業案が変更されてきました

 

ここで、事業の目的や北神急行市営化との関連、事業区間の説明などを市から提示されている資料を基におさらいしておきたいと思います

 

まず、事業の目的です

基本的に渋滞対策です、そもそも着目した皆森交差点の渋滞もありますが、上記のように芝床渋滞や他の地点の渋滞もあり、この幹線道路はより強化する必要があるためです

また、バスの定時性が確保できなくなっている事も解決すべき問題です

 

 

次に、北神急行の市営化による影響です

市営化の前後の車両数と渋滞長を、市営化前を青時で市営化後を赤字で示し交通量調査の結果が報告されています

やはり、市営化により谷上から三宮が大幅に運賃低減されましたので、谷上へのアクセスが増加しています

神戸電鉄の運賃には変更がないため、谷上近隣の神鉄駅から乗るのではなく、谷上まで家族などに送ってもらい電車に乗る方が増えているものと思われます

谷上を先頭とする西向きの渋滞が著しく伸びている事がその大きな影響ですが、これについても今後の谷上駅前リニューアルにおいて改善する必要があります

 

 

全体事業図 1期工事は芝床~谷上

元々皆森~北勝を先に工事する予定でしたが、皆森~芝床の間で周辺の皆様の安全確保などについて課題があるため、まず先に芝床~谷上間の工事に着手するものです

芝床から谷上が車線増になるので、筑紫が丘から下りてくる北向きの信号交差点の処理能力が増加し、渋滞が緩和されます

芝床交差点とその東側のラムー(以前はホームセンター)の間にかかる橋の強化なども工事に含まれています

 

 

工期について

3車線化自体の工期は1期工事については2021年度中(2022年3月末まで)に完工予定

2期工事については、各種調整等を行って後になるので、現状では未定となっています

 

 

 

1期工事(芝床~谷上)事業図

1期工事区間事業図です

3車線化のために、信号のない交差点などについては、出入りがしにくくなる可能性があり、その対策も必要でしょう

そのような箇所にはできるだけゼブラゾーンを配置するなどして、右折をしやすくするなどの工夫が必要です

全体として、経費を削減するために、極力立ち退きがないように、極力歩道形状を変更しなくて良いようにしています

 

 

幅員の変化について

極力歩道形状の変化がないようにという事ですが、交差点部分においては右折レーンの確保などのため、植栽を減らすことや車線そのものが25センチ幅員減少する事になります

自動車で通行される皆様には、安全運転での走行をお願い致します

 

 

議論と事業計画の経緯について

元々5年前の予算委員会において、全体的な道路の渋滞対策・防災対策の議論をしました

その中で皆森交差点近辺の渋滞が酷い事から、信号のタイミングなどを調整して少しでも渋滞緩和が図れないか?という話を

私と当時の末永建設局長とで質疑した際に

皆森から北勝交差点までの東行きを1車線から2車線に拡幅の検討を行うというところからスタートしました

 

当初は皆森~北勝

その後、谷上まで渋滞があるという事で皆森~谷上の東行きを2車線化(全体として2車線⇒3車線化)の事業案に変更

工期を分割して、皆森~北勝を1期 北勝~谷上を2期という事業案に変更

↑当初

↑工期分割

さらに今回、周辺の安全確保等のために1期と2期を入れ替える事に変更されています

 

大がかりな工事になりますので

地元の皆様のご理解とご協力

通行する皆様のご協力が必要になります

当局も調整等に頑張らせて頂きますので、よろしくお願い致します

 

神戸市会議員

五島だいすけ