本日 外郭団体特別委員会メンバーにて金沢市にあるShare金沢(シェア金沢)管外視察へ
ごちゃまぜの街というキャッチフレーズをもつこの施設
 
敷地内に、サービス付き高齢者住宅・障害児入所施設・学生住宅・学童保育施設、温泉やレストランなどが混在する複合福祉施設
ごちゃまぜの理念は =Social Inclusion 「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念であり、地域包括ケアとも異なるという説明であった。
 
地域包括ケアは、どちらかというと医療や高齢者主体のものであるし
個々の施設単体の存在では、単なる施設というものになってしまうため
上記のような施設を組み合わせ、人々の交流があるように「ごちゃまぜ」にすることでSocial Inclusionを達成する事ができるという
 
 
ここは、日本版CCRC認定を受けているが、CCRCを目指した訳ではないと話されていた。
むしろこの施設の副次的なレッテルなのだろうと感じた
 
日本版CCRC構想とは、
「東京圏をはじめとする高齢者が、自らの希望に応じて 地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活を送るとともに、医療 介護が必要な時には継続的なケアを受けることができるような地域づくり」を目指 すもの(内閣府)という
CCRCは高齢者メインであるため、理念は一致しないのだろう
 
色々な人々をごちゃまぜにすることで、それぞれの存在意識が高まり、自分が必要とされる意識が高まるという
 
運動をして健康であると、医療にかかったり介護を必要としたり、認知症になりにくいと言われるが、存在意義の高まりも同様の効果をもつと考えられ、ごちゃまぜにする事でそのような効果も高まる。
 
単にまぜこぜにしている訳ではなく、例えば障害者が温泉施設などで労働したり、高齢者が障害者や学童でスタッフになったりと、ここが雇用を産む場所にもなっている。
このような授産(仕事を産むこと)が施設全体の運用コストを下げ、住人の存在意義を高めており、この2点がごちゃまぜのすばらしい点であろう。
 
施設の整備には、総額で21億円がかかり、各年度の収支にはいわゆる施設維持のための助成金や補助金は投入されていないという。
障害者入所施設や、学童保育の利用者に応じた支援費は収入となっているとは思われるが、授産の効果がこのような収支に表わされているのだろう。
例えば、神戸市のしあわせの村などは、運営するための経費として公費が入っているが、人件費などが一定かかってくるためであり、授産施設としてのShare金沢とはここが対照的だ。
 
組み合わせる事での、授産による運営コストの削減がそもそものShare金沢の目的ではないだろうが、このような経営手法は他都市においても応用することができるだろう。
 
神戸市会議員
五島だいすけ
 
 
番外編
金沢駅の鼓門 インパクトがありました
 
地図に「やかん体 転倒する」とありましたが、それがコレ 確かに転倒してます
暖まりました笑
 
一生に一度か二度見る分には「おお~」という感じですが、通勤通学で毎日これを見る人はどう感じるのでしょう、、、やかん
 
金沢駅おみやげコーナー 広いスペースでしたがかなりの人出でした
新幹線駅と在来線駅が合体している駅がうらやましいです(神戸は新幹線の新神戸駅と、在来線の三宮駅が分かれています)
 
帰りの電車から
南側に雪山が見えるのは北陸でしかない景色でしょうね