23日土曜日、しあわせの村研修館にて
ショートステイ建設のために頑張っておられる同会のみなさまの集まりがありました
来賓にて参加し、勉強させて頂きました
建設予定の施設概要説明や、仲間と関係者の思いが語られ、最後は「かがやきのうた」をみんなで合唱する暖かい会合でした。
仲間の思いという事で、施設を必要とする皆さんから
「(ショートステイを作って)親にゆっくりする時間をとってほしい」
「広いお風呂にゆっくりはいりたい」
「(将来のため)グループホームのための練習をしたい」
「自分が出来ることを増やしたい」
などの思い、が語られました。
関係者からという事で、障害をもつ子どもの保護者さんから
「いつまでも一緒にいたいが、そういう訳にはいかないので、こういう施設をつくり将来子どもたちが生活できるようにしてほしい」
「子どもたちと、ずっとニコイチでやってきたが、少しは自分の時間を持ってもいいのかな?」
など
番外編で「羽生結弦くんと結婚したい」
なんていう会場を和ませるような子供の声もありました。
この会自体は、同会の応援する社会福祉法人のショートステイ建設のための集まりですが、語られた思いなどは、障害をもつ方々や、その保護者・関係者の共通の思いです。
単にショートステイ建設をして、何かあった時や時々のゆとりを持つためでだけではなく、将来的に、親たちの世代がこの世を去る時に、子供たちがどうなるのか?というもっと難しい問題があります。
親は通常、子どもより先に寿命がきますので、ずっとつきっきりで一緒に過ごしてきた(つきっきりにならざるを得なかった)障害を持つ子供たちと、お別れをしなければなりません。
その後は、親族の方が面倒を見てくれたらいいのですが、そう単純な事ではないのは分かります。
入所施設に入れた皆さんはいいですが、そうでない方が沢山おられますし、世界的には「入所施設という物は差別であり、よくない」とされており、日本でも入所施設の建設はブレーキがかかっています。
保護者の皆さんだって、いつまでも元気でいられる保証はなく、自分が介護を受ける必要が出てくる事だって多々あり得るのです。
このように、子どもの面倒をみれなくなるあとどうなるのか?というのが「障害者の親なきあと問題」です。
「障害者の親なきあと問題」というテーマは、
我々健常者が少子高齢化社会を迎えるのと同時進行で多くのケースが顕在化してきます。
私も、グループホーム建設のための予算化などを要望する活動を続けておりますが、グループホーム予算をとれば完結するものではなく、人と人とのつながりがなくては解決できない問題です。
行政と・家族のみなさん、それ以外の心あるみなさんの思いが多く必要だと、今日再確認しました。
私も、専門分野ではありませんが、この問題だけはしっかり取り組んでおります。
行政だけでは足りませんので、皆様のご協力をお願い致します。
http://www.kagayaki-kobe.jp/index.html
↑ かがやき神戸HP
神戸市会議員
五島だいすけ