アフリカ東部を過去60年間で最悪の干ばつが襲い、人道危機の懸念が高まっている。世界的な食料価格の上昇も追い打ちをかけ、国際機関によると1200万人の食料が不足、すでに数万人が餓死した。特にひどいのがソマリアで、今年に入り約17万人の難民が周辺国に流入した。地域の不安定要因となる可能性も高まっており、国際社会は支援を急いでいる。
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_tonight_20110727_1191
来日中の世界食糧計画(WFP)のアーサリン・カズン事務局長は29日、日本記者クラブで会見し「食料高騰は貧困国の打撃になる」として、穀物など食料価格の高止まりに警鐘を鳴らした。2008年前後の高騰では、生産国が次々と食料の輸出を制限したことがアフリカの食料危機につながったと分析。特にスラムなどで暮らす都市部の貧困層に与える影響が大きいとして「地元政府と協力しセーフティーネットを構築していく」と話した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM29044_Z20C12A5FF1000/
3月22日の「世界水の日」に合わせて北京市で開催された「節水中国キャンペーン」発動式典で、中国水利部の矯勇(ジァオ・ヨン)副部長は「中国全土で年間合計400億立方メートルの水が不足している」と発言。国内の400あまりの都市で水の供給が不足しており、そのうち110都市が深刻な水不足であることを明らかにした。なかでも北京市は昨年5月以来、市民1人あたりの水資源量が100立方メートル以下にまで下降。国際基準の1人あたり1000立方メートルを大幅に下回り、国内で最も「枯渇」した都市となっている。
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20120325/Recordchina_20120325001.html
食糧が高くなっても買える国と買えない国、輸出制限で買いたくても食糧確保ができない国、がこのまま増えていくのだろうか?
無限と思われた水が枯渇した地域が増えている。河に流れる水が飲料水として飲めない地域が増えている・・・・・
平成22年度の食料自給率は、カロリーベースは前年度から1ポイント低下し39%、生産額ベースは前年度から1ポイント低下し69%。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
TPPとか考えると、食料自給率はもっと下がるだろう。
しかし世界はそれ以上に、水と食糧が不足しそうである。いまこそ農業問題を考える良い機会かもしれない。