東日本大震災以降、原発の是々非々が問われている。
今日の長崎新聞には再生可能エネルギーとして風力発電、太陽光発電、バイオマス発電の記事が載っていた。
京都議定書以来、再生可能エネルギーはCo2対策の切り札として脚光を浴びた。
しかし、再生可能エネルギーにも一長一短があり、発電効率が悪いと言うことで思うほど設置は進んでいない。
今まで原発を国策として建設した政府は、原発の発電単価が他に比べると非常に安いと言ってきた。
耐用年発電単価(kWh当たり)8円とか9円と言われ更にCo2も発生もない(発電中)。
ところでこの耐用年発電単価とは どういう計算をするんだろうか?
発電の副産物 高 低レベル放射能廃棄物の処理費は誰が負担するのだろうか?
今回の福島原発の事故で発生する損害賠償額を発電単価計算すると幾らになるのだろうか?
九州では定期点検を終わった玄海 2号機、3号機の運転は出来るのだろうか?
仮に日本の原発を止めるにしても、長いスパンの計画を立てられるのだろうか?
いま九州では太陽光など新エネルギーでの発電が2%だそうである。
誰もが原発安全神話を疑いだした今、原発に頼る不安がよぎった今、再生可能エネルギーの 2%を10%、いや20%にするにはどうしたらよいか考える良い機会である。
電力の供給は日本経済の根幹に掛かる問題なので、今回の福島原発の処理を間違うと日本経済が停滞してしまう可能性が潜んでいる。