この事業は、戦後の植林で植えた杉や檜が伐採の時期になりました。しかし木材の値段が暴落し、誰も山を大事にしなくなりました。その結果山は荒廃し五島では山の腐葉土が海岸まで流れ、雨の日は赤い水で海が染まります。しかし誰も痛みを感じていません。そこで長崎県では何とか植林事業を盛り返し、適正な伐採と、適正な木材価格を取り戻したい。新しい杉と檜の使い方を探したいといろんな取り組みを行っています。今回の「島育ち五島・ながさ木の家」は長崎県の協力で出来た展示場です。