アニメのベルサイユのばらは、中学生の時に夕方放映されていて、欠かさず見ていた。
オープニングの曲もエンディングの曲も歌える。
オープニングは
くさむらに 名も知れず 咲いている 花ならば
エンディングは
愛が苦しみから いくらでも 苦しもう

男装の麗人といえば、オスカル
オスカル込みでのフランス革命の史実、、、

どっぷり浸かり大好きなベルサイユのばらをいつか宝塚で見てみたいと思ってた。
宝塚が見たいというより、あのキラキラなベルサイユやオスカルを再現できるのは宝塚だけ。

みてみたい、、、

が大人になるに連れ、宝塚のチケットを取るハードルの高さ、その上、人気の演目であるベルサイユのばらを見れる可能性がどれほど厳しいかに気づいた。

なので、たぶん一生みることはないだろうと思ってました。

そんなある日、高田馬場のビストロ ラミティエでいつもご一緒している10ほど歳上の20年前にお世話になった大先輩が、

そういえば、こあみさん、宝塚のベルサイユのばら、いかが?

とお誘いをしてくれた。
この先輩、生粋のヅカファン。もちろんファンクラブも前から入っていて推しもいる。

それにしても、なぜ突然私に声をかけてくれたのかしら?と聞いてみると

随分前に宝塚でベルばらが見たいって言ってたから、、、

それって多分20年前!それを覚えていてくれたなんて。
そして、貴重なベルばらのチケットを私のために取っていただけるなんて!!!

もうびっくりです。

もちろん行きたいです、本当に一生で見れる事ないと思ってました。
そんな貴重な公演を宝塚ファンでもないイチゲンの私が行って良いのでしょうか???

ヅカファンは寛大で、せっかくなら楽しめる演目を見て宝塚を知ってほしいとのこと。

甘えてご一緒させていただくことに。

全く宝塚を知らない私は、あの有名なベルばらは、しょっちゅうやっていると思ってました。
が、それは大きな勘違い。
ベルばらの公演は
2014年以来!


ものすごい人気なので、宝塚としては、ここ1番の時にしか公演しないそう。

今回は宝塚110周年、そしてフェルゼン役の彩風咲奈というトップの引退公演だそうです。


絶対に人気なはずの公演、本当に見に行けて幸せ。


前置きは長くなりましたが、公演は平日の夜、就業時間の終了後は予定が入らないようにブロックして、宝塚劇場へ。

ベルサイユのばら フェルゼン編です。


キラキラしてる、、、


席はこんなにいい席!ファンクラブでも先輩はきっと上位なんでしょう!

S席、お花代も込みで5000円ほど。安い!!


しばらくすると明かりが消え、幕にベルばら空気感のあるデザインが現れる。




ワクワク、、、


そして、念願のベルばら。

本当に本当に楽しかった。

漫画の世界がそのまま再現、衣装やら小道具やら空気感やら。

全てがキラキラしている。


宝塚ならではの独特の演技も漫画の世界にはぴったりです。


始終、嬉しくて楽しくて心躍ってずっと笑みが、、、


オスカルもフェルゼンも、アンドレもイメージ通り。


フェルゼンはさすがトップスター、立ち振る舞いが美しい。手足の長さが際立つ。美しくかっこよく見せる型を心得ていて、いちいちポーズが決まります。

これがいわゆる歌舞伎っぽいとこ?


オスカル役の朝美絢が次回のトップらしいですが、顔立ち的にはアンドレ役の縣千がお気に入りです。

ベルナール役の華世 京もよかった。


娘役はアントワネットの夢白あやは、独特のセリフ回し。これ、宝塚だから成立するんだよなぁ。

納得。


一方、ジャンヌ役の音彩唯は、意地悪くせつよジャンヌを好演!演技力が光ってた。


なんて、語ってますが、宝塚のことなーんにも知らない。

知らないのに一回見ただけで語りたくなるほど面白かったベルばら。


公演後は先輩と軽く食べて帰りましたが、もちろん宝塚話で私が気に入った団員の苦労話やヒストリーを教えてくれました。


本当に本当に、宝塚のベルばら、楽しかった。


はいからさんが通るも見たいなぁって呟いておきました。