席は申し込んだのが遅かったので二階席。
でも、よく見える位置、
今回の演目はこちら。
一曲目のラヴェルは、ピアノ曲を管弦楽に編曲されたもので、反田さんは指揮者に。
クープランの墓という題名だけど、ラヴェルらしい美しい旋律で墓というより庭園をイメージ。
一曲終わると舞台チェンジ。
ピアノが持ち込まれる。
上手側に横向きに置かれる。
二曲目は、プーランク。知らないなあ。
反田さんが登場して、ピアノの椅子に座り、指揮を振りながらピアノの演奏。
なんと、弾き振り!
のだめカンタービレで千秋先輩がやってるのを見て初めて知った弾き振り。
本当に生で見れるとは!
休憩を挟んで、2部。
ドン・ジョバンニの序曲は管弦楽。反田さんは指揮に専念。
反田さんって指揮者になりたいのね。
そして、オペラの指揮をやりたいと。
ショパンコンクールで評価されたからと言ってピアニストが夢なわけではないんだ。
本当に千秋先輩みたい!
一部と同じく、二曲目の前にピアノが運び込まれる。
今回はオーケストラの真ん中。
観客に背を向ける形でピアノの椅子が置かれる。
モーツァルトのピアノ協奏曲20番。
モーツァルトはこの曲と24番の2曲だけ単調の協奏曲を書いた。
どんな曲か?
あっ、聞いたことがありました。
映画アマデウスのエンディングでも使われていたそうです。
モーツァルトらしい繊細な旋律。
あがって、気持ちよく下がって、、、
可愛らしい音を反田さんが透明感のある繊細な音で奏でる。
力強く指揮を振ったと思えば、細かな音を奏でる弾き振り。
生で見ると本当に面白い、
指揮を振り、音楽をまとめ感情を音に乗せながら、自分が奏でたい音楽をピアノで弾く。
なんかオーケストラとピアノの一体感がすごい!
面白かった!
期待以上の楽しさでした。
アンコールは、まずは、反田さんは後ろの方に座って眺める。
前に出てきたのはバイオリン、ヴィオラ、チェロ、バス、そしてホルンが二人。
少人数の構成で奏でたした曲。
この雰囲気、モーツァルトっぽいな。
それにしても、バイオリンが奏でる旋律に合わせたのかずらしたのか微妙な旋律をチェロやホルンが奏でる。
ん?なんか不思議。
そして、曲の最後の音。
えっ?盛大に外した??
というおかしな終わり方。
演奏が終わった後に張り出されたアンコールの演目には
モーツァルト 音楽の冗談
なるほど。おもしろい
そして、最後の最後は反田さんのピアノソロ
選んだ曲はシューマンのトロイメライ
こんなしっとりして曲を弾くとは。
変化に富んだ演目で楽しかった。