ぴあなどから来る配信メールで舞台のチェックをしているが、たまたま目にしたのが
ねじまき鳥クロニクル

村上春樹の作品は映像化や舞台化が難しい異次元ワールドの話が多い。
そんな中で蜷川が演出し、宮沢りえが出るというので興味を持ってみた 海辺のカフカ が素晴らしく、数年後にもう一度観に行った。

ということで、ねじまき鳥も舞台化したらどうなるんだろうと、チケットを購入。
演出はイスラエルのインバル ピント
大好きな舞台 100万回生きた猫 の演出家だ。

と期待が膨らみつつ、パンフレットの画像がなんか見覚えが、、、
しかも、コロナで中止にならざるえなかった舞台の再演という説明が

なんと、私、20年の初回公演、観てました、、、、

コロナで途中で打ち切りになったのに私は早い日程だったのでしっかり観てます。

ブログで確認したら
とにかく暗くて寝てしまった、、、

えーっ、、、
まあ、それだと記憶に残らないよね。

でも、再演でブラッシュアップされてるので、新鮮な目で見てみよう!

公演は池袋の芸術劇場。
観劇前にランチを。

ベトナム料理で評価の高いところがあったので行ってみました。



小さなお店でスタッフはベトナムの方たち。

いろんなメニューがある中で、敢えて普通のフォーではなくブンチャーを。


まず前菜。

生春巻きに揚げ春巻き、パパイヤのサラダも。


そしてこれがブンチャー

甘辛いつけ汁にお肉と麺を絡めていただきます。

おいしかった。

デザートも!


芸術劇場へ。




迷い猫が出てくるサービス。


舞台のセット模型

そして、二回目のねじまき鳥。


確かに暗い、でも暗い内容は覚悟の上なので気持ちに余裕ができて観劇。


なので、前回とは違う感想です。


まず、ダンサーがすごい。

ダンスでの心情表現は秀逸。


間宮中尉の吹越満の独白もすごい、長台詞、何分あるんだろか、それを淡々と体が逆さになろうとどうなろうと淡々と。


渡辺大知の歌声、よい!


そしてルパンの娘以来、お気に入りの大貫勇輔は、悪役 ワタヤノボル。クレタを精神的に汚すシーンは、踊りと音楽での表現。圧倒的に悪、恐ろしいほどの悪、


今回、終演トークでソンハがトンデモ発言をして炎上した。

⚪︎⚪︎膜が破れる音

この断片的な情報がニュースで流れた時、ソンハ、何言ってんだ?気持ち悪って思ったけど、

このシーンを実際に見たら、なんでソンハがそんなこと言ったのかわかった、、、

思ったとしても言ってはいけないけど。


でもあのシーンで感じたことを表現するとそんな風にも表現するんだな、、


インバルの演出は不思議ワールドを異空間に表現してくれるし、大友さんの音楽も童話の音楽のようで暗い曲も明るい曲も現実ではない世界観があってぴったり。


暗くて暗くてやっぱり眠くなったし、全てがクリアに理解できたわけではないが、二回目の舞台、楽しみました


外に出ると、吹奏楽の音が。


音楽祭で池袋周辺にある学校の吹奏楽部が登場して演奏。

元気で楽しい音楽で気分リフレッシュ!


青春だなぁ。