この三年コロナウィルスのパンデミック騒動。


こんなことが人生で起きるとは思わなかった。


最初の数ヶ月は得体の知れないウイルスと異常に高い死亡率にビクビクしてたが、3年も経つと慣れてしまった。

ワクチンも4回打ってるし、ウイルスが変貌して重症化もあまりしなくなったので余計に気が緩む。

そして4年目の今年やっと行動規制がなくなった。


まあ、私は2年目からは海外に行けない分、国内旅行は例年以上に行ってたので、行動規制してたかな?


元々ガサツで手洗いうがいなど習慣になってない中で、唯一外出からの帰宅時のみは手洗いと消毒、そしてマスクだけは感染対策としてやっていた。

いい加減な対策だけど、結局この3年間一度もコロナ罹患することなく、ここまで来た。


こうなると、数年後に思い出話となった時にコロナ経験がないというのもちょっと残念、なんて思ったりして、、、


そんな完全に気が緩んだ状態ですが、感染力の高いオミクロン株はまだまだ巷で横行している。


分かってはいたんですが、、、


母親の傘寿お祝いで、希望の沖縄旅行をプレゼント。

離島にも行きたいということだったので、本島で2泊、石垣島で2泊の4泊5日の旅をプロデュースした。


GW明けの平日なので私はお休み取れずついていけない。

80歳越えの両親が個人旅行で問題なく旅ができるように旅行会社でも作れないような、ガイドを作成。


でもやっぱり心配で沖縄に行っている間中、

飛行機乗れた?

リムジンバスわかる?

ホテルに着いた?

夕飯は?

予約した観光タクシーと会えた?


などなど毎日確認のLINE、、、


途中一度トラブルがあったようだけど、なんとか無事に帰ってきた。


ありがたいことに今年は梅雨入りが遅れ、懸案のお天気問題も毎日良いお天気で楽しめたよう。


スケジュールも、中日の3日目と4日目は観光を入れたけど、あとは、ゆっくりホテルで過ごせる計画にしたんだけど、、、

想定以上に疲れたらしく、金曜日に帰ってきた後、音沙汰ないから大丈夫か日曜日に連絡したら、ぐったりしてた、、、


そうだよなぁ、80歳過ぎでコロナで出歩くことが少なかったから体力も無くなってるよね、、、


と思ってたら、、、


月曜日の朝にLINEがきた。

父親が夜中にトイレに行こうにも歩けなくなり、脳溢血の前兆かと思った母親が救急車を呼んだそうで。


で、救急病院にいってみたら、熱がありコロナと判明。

謎の点滴は打ってくれたものの

コロナは対処療法だからと薬の処方もなく、^_^朝5時に家に帰されたとのこと。


なんだその対応は???


一応、歩けるようになったし大丈夫だから実家に近寄るなと母親が言うので、月曜日は顔を出さずにいたんだけど、、、


月曜日の夜に母親の調子が悪くなり、家にあった抗原検査の結果、感染。


共倒れに。


さすがに、まずい。

火曜の午前はどうしても外せない会議があったので、早退して実家へ。


ご飯の差し入れとともに様子を見に行くと、父親は復活気味だけど、母親がやばい感じ。


高齢者ってリスク高いから普通抗ウイルス剤を出してくれるはずでは?

市販の解熱剤だけで本当に大丈夫なのか、、、


移るから帰れと父親が怒るので一旦家を出て、家の外で都のコロナ相談センターに電話をすると、


やっぱり高齢者に薬も出さずに返したのはおかしいという話に。

家のそばのコロナを見てくれる病院をいくつか教えてくれたので、一番近い病院に電話をして診てもらうことに。


両親は、最初の救急病院で何もしてもらえずに帰らされたことから病院不審になってしまっている。

頑固に病院に行くのを拒否るが、何としても専門家の意見や薬が欲しい。

私の強制命令で、母親を担いで、父親はゆっくり自力で歩いて病院へ。


病室に入れてもらえなかったけど、酸素濃度を測って、問診して、薬を出してもらえることに。


また母親を抱えて一旦家へ。

歩いて五分の距離だったので、なんとかなると思ったけど、なんと辛い五分の距離、、、

車が必須でした、、、


親を家に送り届けた後、病院に戻り、薬局へ。

解熱剤 といってもカロナール

それに気管支系のお薬、

そして待ちに待った抗ウイルス剤 ラゲブリオ


未だかコロナ患者が多いらしく、ラゲブリオが在庫が2日分しかないとのこと。

残り2日分は明日届くということで、とりあえず用意できるだけの薬をもって帰った


普通、80過ぎの患者には薬出すよなぁ、、


本当に最初に行った病院ってなんだったのか、怒り心頭です!

訴えてやりたい!


母親はギリ発症から一日だけど、父親はもう2日経ってしまった。

効かないかも、、、

でも飲まないよりはいいとお医者さんの判断。

まあ、父親は回復傾向だけどね。


本当は泊まりたかったけど、どうしても泊まらせてくれない親


父親に母親の検温と血中酸素濃度の計測をお願いして帰宅。


そして翌朝、電話をすると母親が出て、今、父用の朝食作っていると、、、

少し良くなったのか??

お願い無理しないで、、


電話を切ると父親から折り返し。

母親の体温と酸素濃度の報告。

が、酸素濃度が明け方90を切ってたと言い出す。

お医者さんからも95きったら、躊躇なく救急車を呼ぶようにと言われてたし、そうお願いしてたのに、、、


びっくりして、また都のコロナ相談センターに電話。

測り方によって低く出るので、手をあっためたり、ちゃんと数値が落ち着くまで待つなど計測の注意事項を聞いて、私が測るために実家は急ぐ。


家に着いてみると父親はテーブルで朝食を、母親はベッドの上で酷い顔色でそれでも何か食べないととパンを食べていた、、、


酸素濃度を測ると93、やばい?

でも、私がもって行った機種で測ると95


機種によってバラツキが、、、


私がもって行った方の機種を信じること。


急変したら父親には対応できないので、この日はお休みを取って私が実家に張り付くことに。


とはいえ、こんなことになるとは思わずパソコンが手元にない。

会社にパソコンを取りにいき、事情を説明。


おそらく私もこの後コロナに感染する可能性が高いので、明日から当分休むことになるかも、、

と伝えて家へ。


この間に母親は眠ってたらしく、私が実家に着いて目覚めた母親を見ると、明らかに顔色が良くなっている。


沖縄旅行の話もおしゃべりできるぐらいに回復。

よかったぁ。

それにしても、こんなに顔色だけで体調ってわかるものなのね。

熱はまだ38度超えてるけど、酸素濃度も95で安定。なんか、抗ウイルスが効いてるのかも!


父親はかなり平熱に戻ってきた。


夕飯は、お肉大好きな父には焼肉、母親は鮭の切り身を焼いてほしいというので、焼き鮭定食に。


2人とも、おかゆでもない普通の白米を食べれたし、父親はお肉をぺろり。


我が家は昔から風邪の対処法はとにかく栄養をつける!

ということで、少し回復するとすぐにお肉を食べるという慣わしがある。


お肉を美味しく食べれるということは体調も良くなったということ。


ほっとした。


この日は安心して私も実家をあとに。

ただし、定期的な検温と酸素濃度の測定と報告を義務付けて。


木曜日は朝、昼、晩と報告受けたけど、良くなった!


あとは、濃厚接触者の私がいつ発症するか、、、


会社に入ったけど、マスクは外さず、皆と距離を置いて木、金曜日を過ごす。


ドキドキ初のコロナ感染を待ってたけど、、、


結局私は感染せず。

全く何も体調に変化がなかったので、検査してないですが、もしかしたら症状はでずに感染だけはしてたかも。

わかりませんが、、、


私はとにかく、親は元気になったので本当にほっとした。

プレゼントした沖縄旅行でコロナに感染して何かあったら悔やんでも悔やみきれない、、、


ほっとしました。

それと同時に、親の老いを感じた。

救急病院で薬も出されず帰すような舐めた対応、普通だったら抗議するけど、そんな考えに至らない。

医者に行かないでなんとかなると思ってしまう。

最善の判断ができない。


こういうことも老いなんだなぁと。


そして、1人で2人介護するのは無理とも実感。


ここまで年齢以上に元気でいてくれてる親に感謝です。