久しぶりのWBC開催。
日本はいつも優勝しているのかと思ってたら、2009年以来10年以上、優勝してなかったんですね、、、
確かに原監督とかイチローとかの記憶で止まってました。

今回は時間帯も良かったのもあるけど、ほぼ全ゲーム見るほど盛り上がるだけの試合の数々。

侍ジャパンは素晴らしい!

優勝おめでとうございます。


盛り上がりまくったWBC、せっかくなので備忘録。


まずは予選リーグ。

とにかく打ちまくって、勢いがすごかった。


開幕投手は大谷翔平。二刀流でのWBCは史上初。

相手国が中国で強いとは思えないし、本来なら興味失いそうな試合だったけど、大谷が見たくてみました!

さすが大谷の活躍にWBCに初戦で取り込まれてしまった!


そして第二戦は韓国戦。

これは見ずにいられないカード。

しかも先発はダルビッシュ。

打たれてしまったけど、13得点でコールドゲームになるんではという勢い。

私的にはコールドにしてやれって思ってみてました、、、

それにしても、ヌードバー、頑張り屋さんで愛すべきキャラです。



第三戦はチェコ戦

3月11日という東日本大震災の日。

この日の選抜は佐々木。とにかく若いのに1試合19奪三振でパーフェクトゲームをしたり、白井審判と揉めたあの佐々木。


陸前高田出身で震災でお父さんと祖母を亡くしていることは知らなかった。


そんな佐々木がWBCで投げる初戦がこの震災の日。

ドラマです、、、

心強いですね。震災を乗り越えた世界の舞台に立つ若者がいることって。


第4戦はオーストラリア戦。

ここでは遂に大谷のホームランが!

しかも自分の看板に!




全勝で軽々と予選突破。


盛り上がりまくり!

準々決勝はイタリア戦。
ヨーロッパに野球のイメージはない。
ここは硬いでしょう。
思ったより先発大谷の状態が良くなくて点を入れられてしまったけど、ダルビッシュ含め華麗な継投で後半に点を重ねて9-3と勝利。


そして迎えた運命のメキシコ戦!

期待の佐々木が先発するもののまさかの3ランを浴びる。

メキシコのピッチャーもなかなか良くて打ち崩せない。

その上、岡本のホームラン級のボールをアロザレーザにキャッチされる!

ことごとくいい当たりはレフトに行きこのアロザレーナがキャッチ、、、


完全にメキシコに流れが、、、

そこで出たのが7回の 源田の1ミリ!

メキシコの技ありの盗塁を、諦めないで粘りの源田がタッチアウト!

VRチェックでアウトと判定された!

右手の小指を骨折しても出続ける源田。

そしてこのプレイのクオリティ!!

素晴らしいです。


これで流れが変わった。

その裏の回に遂に頼れる四番、吉田が3ランホームランで追いつく。


が、、、

8回の表には、打てないスランプ中の村上が、

せめて守備は見せろよとため息つきたくなるポテンヒットを許し、そこからの追加点2点ででまた逆転。


8回の裏には満塁のチャンスでなんとか一点返し、一点差で9回の裏へ。


ずっと目が離せない準決勝。


こんなに追い込まれたゲームは初めて。

負けちゃうの?


運命の9回の裏の攻撃は、なんと大谷から。


優勝しか考えていない大谷は初球から打っていき、ツーベースヒット

ヘルメットを投げ捨てての激走に、ベンチに向かって鼓舞する雄叫び。


この男にかかると全てがドラマになる。


続いての頼れる四番吉田はここで気負わない。

相手投手の動揺が見れるボール球に手を出さずスリーボール、ノーストライク。

甘くはありそうな四球目も変に手を出さず。

(後でこの4球目は栗山監督の待てのサインが出てたことを知った。栗山監督、すごい)

結局5球目はすっぽ抜け、ファーボールで出塁。


吉田はベンチに向かって指差しポーズ。

それは次の打者、村上に

お前の出番だ!お前に任せた!

と気合と信頼の襷を渡しているように見えた。


ノーアウト一塁二塁。

一塁は代走 周東。

好調の吉田をさげ、周東にしたと言うことは、同点狙いではなく、何が何でもこの回で決めサヨナラ勝ちをするという采配の意気込み。


でも、次の打者は大スランプの村上。

この日も全く当たっていない。見逃し三振まで取られている。

せめて振らなきゃ何も始まらんぞ!と言いたくなるが、村上も相当精神状態が追い込まれているはず。


まだ二十歳そこそこの若者がこんな重圧を背負うなんて。

なぜこの決定的なシーンに順番が回ってくるのか。

神様の意地悪なのか。

ここで打てなかったら、ゲッツーなんかになったら、これからの彼の野球人生が終わってしまうのでは?


村上の心を思うと辛い、辛すぎる、乗り越えて!村上〜。


あ〜、この感情、ソチオリンピックでショートプログラムでまさかの失敗をして茫然自失となった浅田真央ちゃんを見た時と同じ緊張だ、、、

あの精神状態で本当にフリーを滑れるのか、

辛かったら逃げてもいいんだよ。潰れちゃうぐらいなら逃げたって。

そんなことを思ったあのソチ五輪。


でも、真央ちゃんはリンクに上がり素晴らしいフリーを滑った。


一瞬にして記憶が蘇る。


真のスポーツ選手はそんな弱くないんだ。

どんなに追い込まれても、ここぞと言うときに復活するのが真のアスリート。


村上、頑張れ〜。


チーム競技のWBCやW杯は、ヒーローは1人ではなく、必ず前半、中盤、後半で変わっていくもの。


ここからのヒーローは村上になれ!


願いを込めて心臓バクバクで応援。


初球、まず村上は振ってきた。バットに当たりファウル。

いいかもしれない。

振らないより、振る前向きな気持ちが今の村上には必要。

2球目はボール。

しっかり球が見えている。


そして3球目。

打ちました!

あったあたりは高く上がり、外野フライ?と思う高さだけど、しっかり当たってたのでグングン伸びる。


レフトのフェンスを直撃。

大谷が全力疾走。そのすぐ後ろから韋駄天 周東が走り込む。



サヨナラです。

サヨナラ勝ちです。かつてこんな劇的なサヨナラってありました?


涙が止まらない。。。


日本中が村上が決めたことに歓喜したはず。

劇的さよならに向けて全てのピースがはまった。

大谷の雄叫び、吉田の指差し、周東の激走、村上の復活。


もうあれから二週間経ったのにまだ興奮しちゃう。

今回最高の試合、準決勝。


そして、興奮冷めやらぬ中で翌日は決勝。アメリカとです。

決勝は見たいけど平日の午前。

お休みしたいけど、会議が入ってる。


ニュースのハイライトは嫌なので、スポーツで初めて録画をしました。

会社では一球速報でゲームを追います。


結局、家に帰って録画してた試合をまるまる見ちゃいました。


まずは選手入場。

この演出がかっこいい。


日本の選手は大谷が、アメリカの選手はトラウトが、国旗を掲げて先頭に立ち列になって両脇から入場。



かっこいいー。


そして、ゲームはこの一戦をとにかく勝つために総力戦。

今永、戸郷と2回ずつ、そのあとは一回ごとに投手を変える。

最近プロ野球を見てない私は知らない投手ばかり。アメリカも誰だかわからずどんな球を投げるか見極めたときには交代なので打てない。

今永が打たれたソロホームランの一点以降、0が並ぶ。


そして、日本はアメリカに先制された直後、復活した村神様が特大ソロホームランでお返し。それをきっかけに一点追加して逆転。


そして、4回には昨日ホームランのあたりをナイスキャッチされてしまった岡本がその鬱憤を晴らすホームランで追加。

3-1というぎりぎりの攻防で回は進む。


後半に入ると、ダルビッシュ、大谷がブルペンへ。

2人のメジャーリーグ選手がこの決勝戦で投げると言うことですね。


後で聞いた話では、どうしても勝ちたい大谷が直接エンゼルスのオーナーに電話して掛け合ったとのこと。


そして投げることを許してくれたエンゼルスに感謝。

打順が回ってきそうになるとブルペンからベンチへ。攻撃が終わるとブルペンへ、

大忙しな大谷の姿に世界が注目。


8回にはダルビッシュが登場。

ダルビッシュはこの大会、調子は良くない。

それは全てチームを一つにまとめるために若い選手にさまざまなアドバイスをして支えたため。

みんな知っている。


そして2009年の優勝を知る唯一の選手。

そして優勝投手!


あれから10年以上の歳月が流れた中で再びつかもうとしている優勝に向けてのマウンドへの登場は胸熱です。


残念ながら、一点奪われてしまったけど、それが最高のドラマのへの最後のお膳立てになった!


9回。一点差でついに大谷が登場です。


打者として力の限り尽くしてきた大谷がリリーフととしてマウンドへ上がる。


泥だらけのストッパー

中居くんのワード。


確かに

未だかつて見たことのない風景です。



先頭打者をファーボールで塁に出すが2人目をゲッツーでしとめ、ツーアウト。


ここで登場したのが四番トラウト。

大谷のチームメートであり、アメリカメジャーリーガーを代表する選手。


通常では対戦することのない投手ヒーローと打者ヒーロー。


それが一点を争う9回2アウトで対戦。



すごすぎる戦いです。

一球一球が見逃せない。

ツーストライク、スリーボール、フルカウントになった運命の6球目。


渾身の力で投げた大谷のボールは大きく左に落ちる。

空を切るトラウトのバット、


決まりました!

グラブを投げ、帽子を投げ歓喜する大谷。


グラウンド、ベンチから集まる選手たち。


まじで熱かった!

優勝したことより、ここまでのドラマの数々、優勝への軌跡が本当にすごかった。


なんかこの時代に生まれてよかったって思ってしまうほどの感動でした。


あれから二週間だったけど、未だにネタは尽きません。

あのとき何があったのか、何を思ったのか、などの裏話がたまらない。


私のTikTokには、WBC関連のネタがまだまだ流れてきます。


ちなみにTikTokで話題なのが宮城。

沖縄出身で信じられないほど貧乏で苦労した宮城。

苦しんだ時代からの優しい性格がいろんな選手に愛されて、癒しの存在に。


中でも佐々木朗希とのイチャイチャがすごい。







とにかく、おめでとうございます。