革命博物館にきました。
キューバにきたからには、キューバ革命は外せません。
といっても私はキューバに来るまでキューバ革命に興味はなかった、、、
ケネディの時代ぐらいにカストロという独裁者が現れ、アメリカに反発していた。
なんか核戦争を起こそうとした社会主義の独裁者?
なんて知識でした。リビアのガダフィ大佐と一括り。
で、キューバに来るからにはとガイドブックを読んでキューバの歴史を改めて勉強。
そこには、全く知らなかったキューバの歴史がありました。
大航海時代に発見したスペイン人が植民地化し、先住民は絶滅。
働き手としてアフリカから奴隷をこの国に運んできた。
このアフリカ系とスペイン系が混ざり合った人種の国。
近代に入り長く続いたスペインから独立を図るために苦労してきたキューバ。
そこへ身勝手なアメリカがスルッと入り込んでいつのまにかアメリカの傀儡政権を作る。
いいようにキューバから富を搾取していた。
そこで、ついに立ち上がったのがカストロ。
何度かの独立運動で投獄されて、国民の支持により釈放され、他国で軍事訓練をして力をつける。
そこでチェゲバラと出会い、数十人で再びキューバに上陸。じわじわとゲリラ作戦でアメリカ相手に政権を奪還し、革命を成し遂げた。
そして、
チェゲバラは名前の響きが面白いぐらいに思ってたんだけど、キューバ革命した主要人物なのにキューバ人ではなくアルゼンチン人だった。
チェゲバラはキューバの独立の後、次なる混乱の南米の国を救いに行った人生を弱き者を救う革命家として生きた男だった。
ざっと勉強したところで革命博物館ヘ。
展示されてるものはスペイン語と英語表記なのでしっかり読む気力はなかった。
でも、革命の時に使われた戦車
ガラスの要塞のような建物には、カストロが革命の仲間達と上陸した船、グランマ号が保管されてます。
すごく厳重です。このエリアには街では見かけない軍服の警備員がいます。
写り込んじゃって全然船が撮れてないけど、ありました!グランマ号
8人乗りの船に90人ぐらい乗り込んで航海自体が困難を極めて上陸した時には疲弊しきっていて、政府軍にやられ、十数名しか生き残れなかったという船。
8人乗りの船に90人ぐらい乗り込んで航海自体が困難を極めて上陸した時には疲弊しきっていて、政府軍にやられ、十数名しか生き残れなかったという船。
意外と大きくてびっくり。90人は無理にしても30人ぐらいは余裕では?と思ってしまった、、、
博物館を見終わり、またオビスポ通りへ戻ります。
能天気なお土産屋さん
オビスポ通りに戻った理由は、初日1人ハバナ巡りの時に気になったこちらの人形を買うため。
キューバのお土産は、葉巻、ラム酒、ゲバラヤカストログッズ、それに町の絵、あとは木彫り人形。
町歩きで音楽に触れているうちにやっぱりこの人形が欲しくて。
行きに探したけどこの人形を置いていたお店が見つからず、帰りにもう一度チャレンジ。
見覚えのあるお店に入ったけど、あったはずの場所に人形はなく、この写真を撮ってあったのでお店の人に見せたら、、、ありました!
別の棚位置に。
なぜか配置転換、、、
で男女ペアで二体の値段をお店の兄さんとワイワイ陽気に交渉。
25クックと言われて、20クックに値切ってたら、チークキスしたらOKとのこと。
えーっと、兄さん、、、
私、多分あなたのお母さんぐらいの年齢ですよぉ〜。
こんなおばさんですけど、、
おばさんとのチークキスが値切り交渉のネタになるんですか??
先輩と日本語でそんな会話をしながら、チークキスで20クックに。
まだまだ海外の一部では、私のチークキスを喜ぶ人がいるようです。
木彫りだし、多分二体で10クックでも十分なんだろうけど、値切りの鬼の私が何故かキューバではお遊び程度にしか値切りませんでした。
きっと心の何処かに、大国アメリカに逆らい続け、経済制裁を受け国が貧乏になっても、強い意志とプライドを持って頑張ってるこの国を尊敬する気持ちがあるからなんだろうな。
搾取する側になりたくない、、、