北斎展、行こうと決めてたのにすっかり行きそびれ、気づけば最終日。

絶対混むとわかってたけど、朝イチなら空いてるかもと、日曜の10時会場付近を目指して家を出た。
が、電車に乗る寸前にホームページをみると、すでに70分待ちの情報。

前日の履歴を見るとどうやら夜の方が空いてそう。

一旦、家に戻り、閉館前を狙うことに。

5時過ぎに美術館へ。
やっぱり1時間以上の待ち行列。

が、スタッフの案内で
「チケットをお持ちの方はこちらへ」
と、チケットさえあれば全く行列はないようです、、、

もしかして、、、
とその場でウェブ検索。
インターネットで電子チケットが買えることが判明。

その場でポチっ。

結局、全く行列なく入館できました。


会場内はソコソコの人ですが、絵の周りは一列の列ができてるだけなので、隙間から十分のぞけます。

今回は北斎の初期から最期まで、時代に沿って絵が展示されてます。

面白いですねぇ。

歌舞伎のブロマイドから、庶民の生活絵、漫画風、細かく美しい美人絵、
絵のテイストも変わって行きます。
画号を変え、新たな絵の表現に挑み続ける精力的に絵とともに生きた北斎。

みていてとにかく楽しい!

有名な冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏の青波の美しさと並みの動きのダイナミックさはやはり素晴らしい

東海道の名所を細かく書き込んだもの。
一つ一つ江戸と今の時代を結びつける地名が楽しい。


北斎の美人画も素敵
着物の生地の質感のこだわり、女性のしなやかさ、

あとは、北斎漫画も見ていて楽しい

風景画は、富嶽八景以外にも、各地の橋巡りや、琉球巡り、滝巡りなど、江戸時代は、旅が流行ったそうです。なんか平和ですよね。
亀戸天神の橋の絵もありました


そして驚いた絵がこちら。
これは、別々に保管されてたが、実は同じ額縁を使っており一対の絵だったことが最近わかったそうです。
力強い虎と龍、なんと北斎が88歳でなくなるわずか三ヶ月前の絵。
まさに画狂老人の画号を名乗るだけある!
とても楽しくじっくりオーディオガイドを聞きながら堪能していたら、出口に着いた時にはすっかり夜に。

そしてお土産ショップで買ってしまったのがこちら。
北斎の双六

日本橋を出て、鎌倉、大山まで行き戻ってくる旅双六。

なんと、帰りは溝の口から二子へ、そして、三軒茶屋、渋谷、日本橋というルート。

ゴールまであと二つ。51コマ目が三軒茶屋!

北斎が描いた江戸時代の三軒茶屋。
思わず買ってしまいました。