田島本館を後に翌日はまたまた湯めぐりです。

当初、鹿児島の珍しい源泉を抱える温泉を検索してた時に見つけたのが
湯之谷山荘

しかし、あまりに不便なところでアクセス方法がイマイチわからず、もう1つ見つけた名湯 妙見温泉の田島本館に泊まった。

田島本館で、翌日の計画をたてるために、鹿児島の空港でもらったバスの路線図と時刻表をみてみると、田島本館からは湯之谷山荘はバスで行けるかも!

宿の人にも相談してルート決定。

丸尾というなんでもない名前のバス停が、実は霧島国際ホテルなど、いくつかの宿もあり、観光地の中継地点になってることが判明。

この丸尾で乗り換えれば、湯之谷山荘には行けそうです。

ということで、妙見温泉からバスに乗り、山奥へ向かいます。

そして、到着した丸尾。確かに湯煙が立ち上がり、温泉街となってる。

ここから、霧島神宮行きのバスに乗り換え一駅。
たった一駅ですが山道をくねくね5分ほど走るので、とても歩きでは無理です。

湯之谷山荘入り口  というバス停で降りると、
こんな手書きの表札が。

午後は掃除で入れないことを知った上で、朝一バスで来たので、ただいまの時間は10時前。

ここから、この山道をテクテク歩きます。

思った以上に歩きます。

15分ほど誰もいない山道を、出張用のワンピース姿でパソコンバックを持って歩く。

完全に場違い、、、、

あっ着いたかも。


意外とちゃんとした建物!

あまりやる気のない受け付けでお金を払い、手ぬぐいだけ購入してお風呂へ。

そう、ここは、硫黄泉と炭酸泉の2つの源泉をもつ温泉です。

お風呂場への廊下。

脱衣所も木造り。

浴室に入ると3つの浴槽が。


一番奥は6〜7人ほど入れる大きさの浴槽で、硫黄泉。
真ん中は3人ぐらい?の混合泉。
手前は一人用?の炭酸硫黄泉


3つの浴槽があります。
わたしが行った時は、真ん中と右端に一人ずつ先客がいて、二人で話していました。

たっぷり注がれる温泉、、、

で、わたしは誰もいない硫黄泉で掛け湯をして、入ろうとしたら、、、

あっつぅ、、、
熱過ぎ、、、皮膚がチリチリする、、、

すると先客たちが、
「慣れると大丈夫よ、」

と声をかけて来たので頑張って入る。

白濁した硫黄泉の柔らかなお湯が肌に当たる。
あつい、、、

先客のおばちゃんと話していたら、炭酸泉に入ってるおばちゃんが

「しばらくして熱くなったらこっちいらっしゃい。こっちで冷まして、またそっちに行くのがいいのよ。気持ちいいわよ。」

と硫黄泉と炭酸泉の交代浴を進めて来ました。

なので、一人用ぐらいの炭酸泉の浴槽にお邪魔してみると。、

うわー、、、気持ちいい〜。

たぶん、硫黄泉は46度くらい、炭酸泉は30度ぐらい。
泉質も違う、温度も違う2つの湯船で交代浴。

少し冷たくなったら、あつい硫黄泉へ。さっきあんなに熱かったに、むしろ気持ちいい湯加減。
火照りそうになったらまた、炭酸泉へ。
冷えっとしてるのではなく気持ちのいいぬる湯。

極楽です。

ちなみに真ん中は、硫黄泉と炭酸泉の両方の浴槽につながっていて丁度よく混ざったお湯になっています。

交代浴をしていたおばちゃんは先に上がり、混合泉に入っているおばちゃんとおしゃべり。

おばちゃんは宮崎の都城から来ているとのこと。
もう70歳で仕事は引退したけど、今日は午後から議会に呼ばれている、、、えっ、何者???

社交ダンスを20年やっていて、今度東京の椿山荘に有名先生の教えを受けに来るらしい、、

いろんな話をしてたら2時間たちました、、、
丸一日でも浸かっていられる極上のお湯。

気持ち良すぎです。
浴槽のヘリには、おばちゃんが湯の花を丸めて作った湯の花だるま。

結局、丸尾へのバスの時間を気にしてる私を気遣って、おばちゃんが丸尾まで車で送ってくれることに!
感謝です。

おばちゃん、もし議会がなければ、車でもっと色々温泉連れて行ってあげたのに、、、
なんて、親切なことも言ってくれます。

丸尾に行く前に、滝に寄り道。

現地の人たちとのふれあいの温泉旅。
なんだか、とぉ〜っても楽しかった!

丸尾でおばちゃんとは別れて、私はランチ。

霧島ポークを扱う焼肉店 わきもと
が気になる、、、


結局入店。
頼んだのは霧島黒豚ポーク、堪能コース。



ロース、カルビ、トントロの3つの部位を焼肉にします!

焼いて、オリジナルの黒酢タレで頂きます、
部位によって脂身の味わいも違い、とにかく食べるのが楽しい。
黒酢タレのおかげでさっぱりいただける上にお肉の甘みが引き立つ!

なんとなく入ったら、かなり美味しくてあたりでした。

さすがに2時間温泉に入ってたのでなんかもう眠い、、、

飛行機は19時台でしたが、大満足の上、予定を早めて帰京。

それにしても、湯之谷山荘のお湯は最高。
またいつか行きたいなぁ。