マツコの知らない世界で、紹介された新しくできたIHI ステージアラウンドシアター。

客席を360度囲む形で舞台がある。
客席そのものが回って舞台転換という今までに全くない発想のシアター。

面白い!

早速調べてみると、こけら落としはあの
劇団新感線!

見たーい!

一度は見て見たいと思ってた劇団新感線。

が、大人気の劇団の上に主役は小栗旬。
完売です。

が、このこけら落としは面白い企画で、
髑髏城の7人
という演目を演出を変え、変えキャストを変えて4種類を一年かけて行われる。

第二弾は
髑髏城の7人season鳥
は、
阿部サダヲ主演、早乙女太一、森山未來、松雪泰子が出るキャスト陣。

これも面白そう。

運良く平日の夜、一席ならまだ空いてる。

もちろん購入!

四月ぐらいに購入したから三ヶ月ほど待ちに待った公演。

シアターはゆりかもめの市場前という不便なところ。

だだっ広い空き地の向こうに劇場が。
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客席案内は、三百六十度の舞台が描かれてます、
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劇場の入り口は階段を登って、、、
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以外にも舞台を見下ろす席ばかりの使用。

一応S席のど真ん中。

さて、舞台は、、、!

すごかった。いろんな意味で凄かった!

楽しかったです。とにかく。

まず、新型劇場ですが、、、
客席をぐるっと囲む360度の舞台をうまく使い、8個ぐらいのシーンのセットが組まれてます。

舞台転換をしなくていいので、どのセットもこだわりがあり、立体的な楼閣、本物の水が流れる川辺など、凝りに凝ってます。

そして、舞台の前の幕にはプロジェクションマッピングで映像が映り出される。

次のシーンへの移動も、暗転はなく、幕に映し出された映像とともに客席が回転し、出演者と一緒に誰かを訪ねに、誰かを助けに、と、野を疾走している感じ。。。

全く切れ目のない舞台は、まるで映画を見てるような気にもなる。

城のシーンは上へ上へと攻めていく感じがこのプロジェクションマッピングと自然につながる次の階層シーンとで表現されて、360度だけでなく上へ下への三次元空間!

すご〜い、、、

この劇場の特性を活かしきった演出!
この劇場、活かすも殺すも演出家の腕次第!

そして、劇団新感線。

わかりやすい筋書き。笑いと涙の絶妙な混ざり方、ダンスシーンや歌のシーンを随所に取り込み、飽きさせないエンターテイメント。

決め台詞で歌舞伎のように拍子木がカーンッとなるのが、なんともいい。

本当に新感覚な舞台で圧倒されました。
演劇というより圧倒的なエンターテイメント。
観客を喜ばせるために随所にこだわった作り。

これは、人気が出ますね。

そして、役者達。
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主役の阿部サダヲは、忍者役なのでとにかく走り回る。
殺陣のシーンも盛りだくさんで身のこなしも軽く、動き回りながらの台詞回し。
いやぁー大変でしょ。

どのセリフもしっかりした声質でよく聞き取れる。

この舞台、二ヶ月頑張って!!

松雪泰子は花魁役。これが、本当に美しい。
私の席からはかなり遠目だけど、それでも美しさが伝わる。
立ち姿、踊り、歌声、全てが色気がありいい女っぷりで、こんなに舞台に向いてるとは知りませんでした。

そして、森山未來。彼についてはちゃんとしたイメージがなく、テレビや映画でダメ男な役ぐらいしか知らなかった。
今回は、天魔王という悪役。
というか、驚いた。

誰が何役と事前に調べたなかったので、天魔王が登場した時に、

だれだ?この圧倒的なパワーを発する役者は?

と疑問に思い惹きつけられ、、、

休憩時間に調べると、天魔王は、森山未來!

全くわからなかった。
力強い発声といい、大きな体といい、今までのイメージをまるっきり覆す!

凄い役者です。森山未來。

そして、早乙女太一。
大衆芸能で育った早乙女太一は、有名ですが、こちらも綺麗な男の子の女形におばさま達がきゃーきゃー言ってるだけだと思ってた。

が、、、、

本当に美しいんです。
今回は、着物で銀髪の長髪の用心棒。
というか、森蘭丸の役。

佇むだけで美しく、見返りの決めポーズは、とにかく決まる!

演出も早乙女太一の美しさを存分に見せるための真っ白なお花畑のシーンを用意。

存分に味わいました。

そして。美しいだけではない。
殺陣が凄いんです。
その速さ、こちらがついていけなくなるぐらい、
早い動きでも全てがたおやかで型が決まってる。
凄い殺陣です。

早乙女太一、惚れそう、、、

以前、地元の焼き鳥屋で隣になった時は顔のきれいなちっちゃいお兄さんでしたが、舞台のオーラはまるっきり違う。
舞台のために生まれてきた人です。

そんなこんなで、新しい劇場、エンターテイメントな演出、素晴らしい役者、

すごい、、、、

と圧倒された舞台でした。

season風も行っちゃおうかなぁ。