情熱と冷製のあいだ 以来の江国香織と辻仁成の二重奏
左岸 右岸
私は江国香織が好き。
左岸から読みました。
江国香織の中で、
きらきらひかる
神様のボート
がお気に入り。
この「左岸」も、私の好きな江国ワールド。
主人公の茉莉が、恋に奔放に生きる様。
奔放にっていってもけっしてがっついてない。
運命に身を任せ、その時の感情に耳を傾け
ひたむきに生きていく。
江国ワールドの何がすきって、
まず、あのゆっくりとした時間の流れ。
あたりまえの日々を紡いでいく物語。
主人公の女性は、ゆるゆると人生の流れに身を任せる。
がむしゃらな生き方ではなく、ゆるゆると。。。
でも生きていく上で巻き込まれるハプニングや
つきつけられる選択股
そんなときもしなやかに身を任せる。
まるで川の流れにゆらゆら浮かぶ小舟のよう。
流れが速くなったり遅くなったり、、、
逆らうことなく、ゆらゆらと儚くみえる小舟も
大事なとこでは、しっかり舵はとっている。
こんな風に生きていければなぁ。。。って
何気ない日々を大事に大事に積み重ねて
過ごしていきたい。