今日、サルバトーレ・リチートラが亡くなった。


パバロッティの後継者と言われていたテノール歌手。


誰のせいでもない、バイク事故で。


本当に残念です。


私はオペラをたまに見に行く。


でも、装置・照明・衣装など、舞台トータルの演出

楽しむのが好き。


この歌声が。。。というのはあまりなかった。


でも、何度かオペラを見に行くうちに、歌声にも興味を

持つようになった。


まずは、やはりソプラノ歌手。

何人か聞いてみたいと思い、名前を覚えた歌手ができた。


そんな時、オペラの舞台ではなく、コンサートに足を運ぶ

機会があった。


そのコンサートが

サルヴァトーレ・リチートラ


演出もなく、歌だけ聞くなんて飽きるんじゃないかな


って思ってた私を見事に裏切ってくれた。


素晴らしい歌声。聞いているだけで幸せになれる


オペラの曲目だけでなく、おなじみの「帰れソレント」とか

「オー・ソーレ・ミオ」とかも歌ってれた。


私が初めて名前を覚えた男性歌手。

それが、サルヴァトーレ リチートラ。


そして、今月、「ボローニャ歌劇団」が来日し、

その演目「エルナーニ」にサルヴァトーレ・リチートラが出演。


やっと、オペラ舞台でのリチートラをみれる日がやってきた


原発事故の影響で、いまだに海外の歌手は日本を敬遠する。

ヨナス・カウフマンに始まり、ボローニャ歌劇団に出演予定だった

ほとんどの花形歌手が降板していた。


そんな中でも、リチートラは来日してくれる予定だった。


なのに、


まさかの事故で。


命さえ助かれば、またいつか舞台での彼の姿をみる日が

くるかもしれないと思ってたが。。。。。


本当に本当に残念です。


去年の椿姫以来、観劇する舞台はどれも曰くつきが続いている私。

なんかオペラ界に不幸を呼ぶ私。。。。。。