ショックでした。

震災から3ヶ月、ある程度の復興が
進んでいると思ってました。

現実はそんな簡単なものではなかった。

仙台に着いてみると、駅前は
活気を取り戻しているように見えました。

多少修理中なところもいりましたが、
ビルはちゃんと立ち並び、営業もしてました。

仙台から会社のロジがある仙台港に
行くため、仙石線で中野栄へ。

松島より先は今でも不通の
甚大な被害をうけた仙石線。

復旧した経路も被害があるかと思いきや、
屋根を補修中の家があるが、
町並みは日常に戻ってる。

10分ほどで、中野栄に到着。

ロジは津波の被害を受けたが、
駅前は日常。。。

仙台港に向かって歩く。
20分ほど歩くと、

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道がいたるところでボコボコ。

お店も営業再開してるとこもあれば
復旧工事で閉めているとこもある。

ここから通りがかったタクシーで港へ。

ほんの数百M進んだだけで、
様子が変わってきた。

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ひしゃげた鉄柵、潰された車、
柱だけ残った倉庫。

突然、今も津波の威力を生々しく語る
光景が現れる。ほんとに唐突に。

10m以上の津波が押し寄せたエリア。

沢山の倉庫が、流され、ひしゃげ、
火事で燃え、、、、、

港の際に立つ会社のロジは、
それでも着々と復旧していた。
亡くなった方に黙祷を捧げ、
タクシーに戻ると、運転手さんが
住宅があったエリアに連れていってくれた。

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そこには、何もかも流され
土台だけになった大地が広がる。

3ヶ月たったというのに何も変わってない。

変わりようがない。

言葉を失う光景が広がる。

人けはなく、ショベルカーだけが
何台も黙々と作業を進める。
風にのって、色んなものが混ざった
嗅いだことのない匂いが漂う。

一体どこから手をつけて、
復興すればいいのか、わからない。

この景色を目の当たりにすると
茫然とするだけ。

なのに、被災者の皆さんは
前進する努力を続けてる。
それがどれだけ大変なことか、、、

これは奇跡の御地蔵様。
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真ん中に赤い頭巾を被ったのが
お地蔵様。周りは全て流されたのに、
このお地蔵様だけが残った。

こちらは小学校

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1Fはもちろん、2Fも窓ガラスが割れている。

復旧までどれだけかかるのか?
復旧しても周りに住民が戻る日はくるのか?

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ニュースでみて知ってるつもりだった。
でもこの目でみると、
現実とは思えない現実があること
を知った。体の震えが止まらなかった。

震災直後のニュースでみた映像と
変わらぬ光景が3ヶ月たった今も
そこにあることを知った。

支援は長く続けていかないと
と思い知らされた。