ありがとう! フリットリ! | こあみへの歩み
    本日は待ちに待った
    メトロポリタンオペラ
    ラ ボエーム

    ミミ役のバルバラ フリットリ
    とても楽しみ。

    今日はすったもんだあった今回の
    来日公演のオーラス!!

    会場のNHKホールにつくと、
    まず、貼紙が。

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    何度も送られてきた震災による
    キャストの相次ぐ降板についてのお詫び。

    そして、入口では、なんと、
    プログラムが配られました!

    こあみへの歩み

    普段はお金をだして買うプログラムです。

    さすがに代役だらけの公演のお詫び?

    っていうか、中をみると
    ギリでのあまりに多い降板で
    刷られている出演者がほとんど幻状態

    売り物にはならないよね、、、

    さて、今日はこんなことになるとは思わず、
    豪華絢爛で有名な
    ゼッフィレッリの演出、

    そして
    ソプラノ、ネトレプコをみるために
    気合いの入った
    6万円のS席!

    そりゃあ、いい席ですよ。

    こあみへの歩み-Image22501.jpg


    前から12番目、、、

    ネトレプコに会えないのは残念だけど、
    フリットリに会える!!

    わくわくして座ってると、
    幕が開く前に、プロデューサが
    通訳つれて登場。

    去年の椿姫の再現か??

    フリットリ体調不良で降板とかやだからね。

    と、ドキドキしてしまった、、、

    結局、震災に対するお悔やみ挨拶でした。

    さて、無事に始まった舞台。

    まず、
    期待を裏切らない
    ゼッフィレッリの演出!

    パリの貧乏学生の住む屋根裏部屋は
    くすんだ空や、家家の屋根がみえる。

    雪降る冬のシーンは、キラキラ淋しく
    舞い降りる雪景色。

    圧巻は、クリスマスのカフェ。

    露店が並ぶすごい人込みの道と
    混み合うカフェ。

    総勢200人がでているそうで、
    その賑わいの演出は、
    紅白歌合戦のさぶちゃんの「祭り」の
    演出なんて比じゃない!
    200人みんながちゃんと演技して
    途中、ピエロがでてきたり、
    本物のポニーが曳く荷車屋台がでてきたり、、、、

    すごいねぇ。ゼッフィレッリ!!!!

    そして、フリットリのミミはよかった。
    柔らかく響く声で上品。

    そして、ロドルフォ役のマルセロ・アルバレス。
    彼も代役だけど、実は現在大注目のテノール。

    1幕目は大丈夫かなと思うぐらい、オーケストラに
    歌が負けてた気がしたけど、2幕目以降、どんどん
    声に伸びがでて、よかった!!!

    ムゼッタ役のスザンナ フィリップスもよかった。
    こちらは、フリットリよりは金属的な声で、
    二人のメリハリがでてよかったです。

    相次ぐ代役で腹を立ててたけど、今日は、
    それだけ、世界から怖がられている日本にやってきて、
    演じてくれた、みなさんに感謝でした!!!!

    千秋楽だから、最後のカーテンコールは、、、

    こあみへの歩み
    みんな総立ち!!!!!

    ありがとう、メトロポリタンオペラ!