加圧に行こうと、家をでたら、
ざぁ~っと雨が降ってきた。
今日は昼まで晴れてたけど、午後は雨になるという
予報通り。
でも、急な天気の変化で傘をもってないので、
あわてて家路へ走る人々がちらほら。。。。
そんな風景の中、
ふと思い出した雨の日の思い出。
私がまだ大学生だったとき、、、
その日は傘を持たずに外出し、
夜、地元の駅についていたら雨が降ってた。
家まで15分ほどの距離。
走ってもどうせ濡れちゃうから、あきらめ気味に
雨に打たれながら、早足で家路へ向かってた。
と、、、、、
なぜか降っているはずの雨が降りかかってこない。
あれ????
微妙に後ろを歩く人の傘が私にかかっている。
私の歩みが遅いから、距離が近くなってるのかなって
思いながら、もう少し早足に。
でも傘はやっぱりついてくる。
おかしいなぁと思ってたら、
傘の持ち主が
「濡れちゃうからどうぞ入ってください」
って話しかけてきた。
なんだかドキドキしちゃって、ちゃんと顔をみてないけど、
同じ大学生ぐらいの男の人。
「ぼくもこの先なので」
といいながら、傘を差し掛けてくる。
私は緊張したまま断ることもできずに
無言で傘にいれてもらう。
しばらく行くと、突然、
「ぼくの家、すぐそこなんで、どうぞ!」
と、傘を手渡され、そのまま彼は走って角を曲がって
消えていきました。
手に残ったのは、ビニール傘じゃなくて、
ちゃんとした黒い男物の傘。
あっけにとられて、たたずむ私。。。。
ドラマのような出来事でしたが、
ドラマのような展開にはならず、、、
傘を返すこともできなかったし、その人とまた偶然出会うこともなく、
ほんの小さな思い出としてだけ残りました。。。。
ちゃんと最後までドラマのような展開になる出来事、、、
起きないものかなぁ。。。。。