夏の京都出張で思い立ち、初挑戦した一人懐石ランチ。

お座敷カウンターだと、お店の人が話をしてくれるし、料理人の

仕事を見ながら食べるから、退屈もしないし寂しくもないことを知った。


今回も挑戦!選んだお店は、祇園の街中にある 「山玄茶」


大通りから1本、2本筋を入ると、とても静かな一角へ。


こあみへの歩み

実は迷ってしまい、道端にいた宅急便屋さんに聞いたら、

すごーく親切に教えてくれた!


お店の構えは。。。


こあみへの歩み


こあみへの歩み

暖簾をくぐると、ウナギの寝床といわれる京都独特のつくりの

玄関が。。


こあみへの歩み

おぉぉぉ。緊張する。。。。

ドキドキして引き戸をあけると、そこには明るいカウンターが。


こあみへの歩み

白木のカウンターがまぶしい。

大将を中心にみなさん、やわらかい接客で

すんなり席につけました。


さっそく懐石が始まります。

お昼は5000円のコースです。

最初にでてきたのは、、

桜湯。


こあみへの歩み

ほんのり暖かいお湯に桜の花びらが浮いていて、

自然な桜の香りがたつ。

お味は、すこしだけお塩がきいているかな。。。

一品目は、、、

「山芋かん。桜の花びらのなます添え」


こあみへの歩み


花びらと一緒に山芋をいただきます。

エグミなど全くない花びら。小さく細いアスパラも

春の香り一杯でおしいい。

山芋かんには、わさびが少しきいていて、

静かに上品に懐石が始まりました。

このおいしいお料理に何を合わせようか。。。

と考えた結果、、、


京都の日本酒を。


こあみへの歩み

「桃の滴」という名前どおり甘めのお酒です。

甘めといってもやわらかくてふくよかな甘み。

私好みで昼間から、手酌で進んでしまいます。


続いてお刺身。

ホタテやシマアジを野菜をたっぷり添えて。。。
こあみへの歩み

横にあるのはお店特製のポン酢。

これにわさびをといて、まわしかけ、サラダ感覚で

いただきます。


素材がおいしいのはもちろん、このぽん酢が本当に

おいしかった!!!

手作りで熟成をしっかりさせているからなのか、

酢の酸味がやわらかく心地よい。

このお酢だけ持って帰りたい!!!!!


椀物は、甘鯛とあおさのりのお椀。


こあみへの歩み

おだしがとってもおいしかった。

あおさのりの香りも豊かで、ボリュームたっぷり!


焼き物は鰆の木の芽焼き。
こあみへの歩み

ふっくら香ばしく焼けた鰆。

淡泊な身を口に入れると、木の芽の香りが広がる。


途中で、添えてある山クラゲのきんぴらをいただくと、

コリコリした歯触りが楽しめる。


そして、八寸!

これが素晴らしいぃぃぃぃ。
こあみへの歩み


手前にあるてんぷらは、こごみと、ごま豆腐。

このごま豆腐のてんぷら、アツアツでとろとろで

美味しすぎです。


桜の葉にまかれた鯛の押し寿司も美味しかった。


真ん中には、玉子しんじょう。

玉子焼きにみえるけど、口に運ぶとほろほろと細かく

砕ける。


お麩の田楽、赤こんにゃく、器に入った左側は、

「のれそれの卵とじ」

大根がダメな私への特別メニュー。


春を感じる楽しい八寸でした!!!


煮物はこちら。
こあみへの歩み

これも絶品!筍、小松菜の向こうに見えるのは、

たっぷりの桜エビのしんじょう。


箸で割ると、大ぶりな桜エビがこれでもか、、というぐらい

でてくる。


おいしい出汁餡に桜エビのうまみがしみだして、

最後に残った出汁がこれまた最高に美味しかった。


頼んだ日本酒 桃の滴 も一合あったのに、

料理とともにすっかりいいペースで進みほろ酔い気分。


そして、最後のシメは、大将の実家で作ったお米。


こあみへの歩み

大将、とても誇らしげに、その甘くてもちもちとおいしい

味の説明をしてくれる。


ごはんに合わせて、赤だしはなんと、上澄みだけの

お味噌汁。


ごはんは、


ひとくちめは、そのままで。

  もちもち、甘い。。。


ふたくち目は、塩をちょいふって、

  握り飯のような懐かしいお味


さんくち目は、梅干しとともに。

  酸味と甘みのコラボ


最後は、おじゃこを一杯かけて。。。


こあみへの歩み

白いシラスにみえるけど、山椒とともに炊いてある。

薄味だから、ごはんにたっぷりかけてちょうど良い。


で、水菓子は、、、


こあみへの歩み

グレープフルーツゼリーのワインジュレがけ。

見た目は普通そうにみえるんですが、、、

口にいれると、グレープフルーツの苦み・甘みと

白ワインジュレがすごくよく合う。


そこに、マンゴーといちごの甘みがプラス。


さっぱりしているのに、しっかりしたお味でお腹いっぱいでも

満足して食べられるデザート。


そして、本当のシメは、、、


こあみへの歩み

アイス最中です。

手作りのあんこが入っている。


あ~、おなか一杯。


祇園にしかわ と比べると客層はこちらのほうがカジュアル。


でもお味は確かです。

お店の人たちの対応もとても気さくで、料理の説明もいい。


その上、私がお店の人と、桜の見ごろなお寺はどこかを聞いていると、

両脇の女性が、情報をくれた!!!


午前中にいってとった写真もみせてくれて。


ということで、午後は、予定変更で、おすすめの醍醐寺へ行くことに決定!!


お腹もいっぱい、情報も手に入れ、お酒もまわって、いい気分でお店を後にしました。