この時期、薪作りの楽しみは、間伐材から出る膨大な枝葉の処分。すなわち焚火。
火種となる乾燥した小枝や中枝、薪の採りこぼしは無尽蔵に有るので、焚火には事欠かない。
やっぱりヒトには、狩猟民族の遺伝子が受け継がれているからなのだと思う。
焚火に檜の枝葉を放り込み、『パチパチパチ』と樹脂がはじける音と、大量の白煙が灰色の冬空に広がり、しだいに地上に舞い降りて霧の様に里山をうっすらと覆う。
見渡せばあちらこちらで数本の白煙。
熾き火の中では近くの「ふる里農園」で購入したさつまいもがぼちぼちいい感じ。
すばらしい熾き火でもったいないのだけれど、そろそろ消火して、帰り支度。
今日はチェンソーも動かさず、何にもしていない一日であった。