薪採りのお山は関市の西田原にあり、迫間山ひとつ隔てて各務原の航空自衛隊岐阜基地。
毎年与作の時期と航空祭に向けた練習時期と重なる。
チェンソーの排気音など足元にも及ばない爆音と共に上空をF‐15イーグル、F‐2、F‐4ファントム、三菱Tー4、Cー1輸送機が単独であったり編隊を組んで通過していく。
エンジンを止めて、可児方面に見えなくなるまで眺める愚輩。
11月の最終日曜日が航空祭。今年もブルーインパルスの華麗な編隊飛行と異種編隊を見たさに本番に行ってきました。
さすがにこの日は大盛況。11万人の観客は、口を半開きにして上空を見上げるタイプと明らかに給料手取り1ヶ月分以上はするであろう一眼レフと、まるで地対空ミサイルの様なスーパー望遠レンズを覗きながらばしゃばしゃしている御仁に大別される。
しかしながら問題なのは全く興味を示していない子供達。
父ちゃんにしょうがないからついて来てやったと言わんばかりの態度。
ブルーインパルスが密集体系で旋回しようが、Fー4ファントムが重たい機体に鞭打ちつつ、アフターバーナーを全開にして急上昇しようが、Fー15イーグルが高度150mで地上スレスレをフルスロットルて通過し主翼を拡げて急旋回、「トップガン」宜しく追撃戦闘体制を披露しようが、殆どの子供は無関心。菓子を食っているか、ゲームをしているか、「早く帰ろー」と親父を困らせている。
一体いつからこんな事になったんだ?男の子は乗り物が大好きだったのは過去の出来事なのか?
確かにうちの息子もゼロ戦とか雷電とか疾風のプラモデルなんか作った事ないし、「サーキットの狼」に端を発するスーパーカーブームの様な男の子みんなの乗り物に対する夢が盛り上る時期を経験していない。
彼らは飛行機どころか、10段変速機付きドロップハンドル式自転車やスポーツカーにも熱くなった事が無い世代だ。
君等、つまんなくないのか?