正倉院展の宝物は裸眼で鑑賞しても十分楽しめるが、緻密で美術的価値の高い宝物を堪能するには、裸眼では限界がある。
アクリルケースにひたいを押し付け、まなこの焦点をこれでもかと合わせても無理なものは無理。同じ様な欲求不満を抱きつつ会場を彷徨している来場者がたくさんみえる。
かっての愚輩もそんな欲求不満にかられ、宝物の鑑賞はこんなものなんだと納得していたのかもしれない。
そんな中、ここ最近単眼鏡なるものを首から下げ、おもむろに宝物をのぞき込んでいる輩が増殖しているではないか。
見たい、見して、見せてほしい。
そんなわけで、今年の正倉院展は単眼鏡を買い求め、万全の体制で望む。
愚輩用と嫁用に2台。
4倍が使いやすいとのことですが、同じ性能の物を2台購入するのも無駄な気がして4倍と6倍を購入。


めちゃくちゃ楽しい。見える、わかる、すごい、なんだこれは!こんな感想で、倍率と同じくらい楽しめる。
まさしく宝物にがぶり寄り。
裸眼で全体像を楽しみ、4倍で職人技を鑑賞し、さらに6倍で精巧で緻密な作品をなめまわす。
これから展覧会に足を運ぶ回数が増えそうだ。









