娘の魂と生き続ける母の

この世を生きる証を書いています。

 

生むことで、自分のもになるわけではなく、

新しく生まれたものは、自分と分離していくスタートを切ったんだ。

 

それは私の一部を失うと同時に新しく生み出されたもの。

まるで、それは私のものって思っていたんだよ。

だから、あなたが傷つくと私も痛い。

あなたが、喜ぶと私も嬉しい。

 

これは肉体がなくなった今でも、そうなんじゃないかなって思うんだ。

 

私が悲しいとあの世のあなたも悲しい。

私が嬉しいとあなたも嬉しい。

 

命は神秘的で、出産も神秘的。

目に見えない奇跡のつながりのようなもの。

 

本当の悲しみを教えてくれた命は、私のものではなく、あなたのもの。

 

命をかけて、教えてくれたんだね。

ありがとうしか出てこない。