足立茂久商店さんの作品と放送日 | 日本画家・後藤真由美 Blog

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生命力をテーマに桜をメインに制作しております。

お気に入りの曲げ物職人・足立照久さんの新作が届きました。



なんと手のひらサイズの特製裏漉し器♫


普段、日本画の制作では生麩糊を裏漉しする際に濾し器として使用します。
こちらは足立さんがインテリア用に作って下さった作品です。

本場の馬毛で裏漉し器を作っていらっしゃる職人さんは足立さんと、もう一人懇意にしている職人さんのみです。


左 :馬毛裏漉し ミジン(二本毛) 
右 :馬毛裏漉し 三本毛 毛網 


馬毛の裏漉し器は合成製品では絶対に表現出来ない程、滑らかに濾す事ができます。
京都など和菓子職人の方は馬毛の濾し器を愛用しています。
これではないと出来ない舌触りが生み出せます。

11代目の足立照久さんは新潟県の寺泊山田にて製作をされている、新潟県で唯一の曲げ物職人さんです。
心を込めて作られた作品は細部まで神経が行き届いており、仕上がりも美しく柔らかな手触りです。


新しいアート作品製作にも挑戦されており、インスタレーションやウルトラマンセブンとのコラボなどもされています。

ウルトラマンセブンの作品一部→https://m-78.jp/news/n-4645/


そんな足立さんが明日、テレビに出演されます。
6/21(木)21:00〜。BSジャパン(7ch)
「空から日本を見てみよう plus」の中でご紹介されます。

放送後一週間公式サイトでネット配信もあります。


お時間がございましたらぜひご覧下さい♫


足立さんの作品紹介ページはこちら↓
https://www.shokunin.com/jp/adachi/seiro.html


ちなみに私が普段アトリエに飾っている足立さんの作品です。
時々模様替えをしています。

こちらの曲げ輪の大きさは30㎝のもの。
輪が2重になっています。
ヒノキと桜の皮で作られた作品は、和洋中何にでも合います。



瓶や造花を入れたり。
もちろん生花の相性は抜群です。



ストールなどでショップ風にしたり。



ライトを入れて間接照明にしたり。





15㎝サイズのものはアクセサリーをつけて天井から
吊るしたり。


その人の好みにカスタマイズ出来るのも魅力です。

足立さん今回も素敵な作品をありがとうございました♫