カテキンってすごいですね! | 難病に打ち勝つ-got

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続き

 

水出し煎茶に関してもう少し深く調べてみました。

 

緑茶に含まれるカテキンは、苦味・渋味の成分で

すが、一つの成分名ではなく総称とのこと。

 

エピカテキン(EC)、エピカテキンガレート(ECG)、エ

ピガロカテキン(EGC)、エピガロカテキンガレート

(EGCG)の4つが主体で、これらの異性体(エピ体)

であるカテキン(C)は、カテキンガレート(CG)、ガロ

カテキン(GC)、ガロカテキンガレート(GCG)も少量

含まれています。

 

これらには、抗酸化作用など、様々な生理作用が

あるとみられています。

 

乾燥重量の緑茶葉には約1018%のカテキン類

が含まれ、カテキン類の約半数を占めるのがエピ

ガロカテキンガレートである。

 

これまでに発表されてきた緑茶の機能性の研究

は、海外のものも含めてほとんどエピガロカテキン

ガレートについてでした。

 

その機能性とは、例えば運動習慣を続けながら緑

茶を毎日飲むと体脂肪を減らしやすくなり、コレス

テロール調節や、インフルエンザ予防、脳の老化

防止などの可能性が示されている。

 

また、エピガロカテキンは、野菜茶業研究所(島田

市)によって、体の免疫を活性化すること、特に水出

し煎茶で効果的に作用する仕組みが解明されたと

のこと。

 

「免疫機能」をテーマにした研究において、これまで

注目されていたエピガロカテキンガレートは「抗炎症

作用」など免疫抑制的、つまりアレルギーなどの免疫

機能の暴走を抑えるブレーキの働きがあると考えられ

ている。

 

一方エピガロカテキンは、免疫細胞のマクロファージ

の働きを活性化することがわかってきたとのこと。

 

マクロファージは、侵入してきた異物を食べて除去する

だけでなく、食べた異物の情報を収集し経験値を積む

ことで、以後の異物侵入に対して迅速に反応できます。

 

つまりエピガロカテキンは、免疫の働きをよくする(アク

セル)ことをサポートすると考えられます。

 

エピガロカテキンガレートとエピガロカテキンの割合が

かなり重要なポイントで、同等の割合だと、ブレーキと

アクセルが同時にかかり、その効果がわかりにくくなる

と推察されています。

 

そしてエピガロカテキンの割合が高いお茶によって、免

疫機能のアクセルを踏む方が優位となるのではないか

と考えられ、今後の検証に期待が寄せられています。

 

では、エピガロカテキンの割合が高いお茶を淹れるため

には、お茶を水出しで抽出する事が重要になります。

 

熱水で緑茶を入れるとエピガロカテキンガレートが浸出

しやすくなるため、エピガロカテキンの効果が弱まってし

まいます。

 

一方、冷水で緑茶を淹れる(水出し緑茶)と、浸出液中の

エピガロカテキンガレートが少なくなり、エピガロカテキン

の効果が発揮されやすくなります。

 

従って、熱湯で淹れたお茶を冷やしたものは、エピガロカ

テキンガレートが抽出されて、エピガロカテキンはあまり

含まれていない冷えたお茶という事になります。

 

ということです。

 

つづく。